越知町立横倉山自然の森博物館が「横倉山の生き物調べ 牧野博士も見たギンバイソウ」を開催した。横倉山を散策しながら、豊かな自然を楽しむ植物観察会で、県内外から参加者が集まった。かつては牧野富太郎博士の植物観察のフィールドだった横倉山。100年以上経った今でも博士が見たり触れたりした植物が元気な姿を見せている。博物館の学芸員の詳しい説明をしながら目的の「ギンバイソウ」の群生地にたどり着い様子を紹介する。
eco応援団
食べられる野草を学ぶ
四万十市不破の四万十市防災センターで、おいしーい!防災植物教室「初夏の野草を楽しもう」が開催された。四万十川の河川敷で野草を採集した参加者たちは、教室に持ち帰り、野草の名前や、食べられるかどうかを学んだ。そのあと、採集したヨモギを調理して、「チヂミ」を作った。その他「ヤマモモのコンポート」や「カキドオシのジェノベーゼ」などを堪能した。楽しみながら災害時に使える「防災植物」に学んだ様子を紹介する。
森と水に感謝と誇りを
土佐郡土佐町の土佐町小学校では、主に総合学習の時間を用いて全学年において自然環境についての学習を行なっている。今年度の4年生には、新たな学習として「水ケーション〜森と水の授業」を取り入れた。講師は、森林セラピストの小野なぎささんと、元競泳日本代表の萩原智子さん。座学や体験型の授業を通して水の大切さや、森と人との関わりについて学んだ。土佐町の豊かな自然に感謝し、ふるさとに誇りを持った様子を紹介する。
先人の知恵を受け継ぐ
香美市土佐山田町の県立森林研修センター情報交流館でさつまいもの苗植えとヤマモモ採りを体験するイベントが開かれた。体験は、農作業や昔遊びを通して四季折々の自然環境と触れ合う機会を提供している地元のボランティアグループ「情報交流館 知恵袋の会」が講師として指導した。参加者たちは、サツマイモの苗の植え方や、ヤマモモの採集の方法を丁寧に教わった。体験を通して、先人の生活の知恵を受け継いだ様子を紹介する。
心を育む五感体験
四万十市で活動する市民グループ「輪(りん)」は自然環境を利用し、地域おこしを目的したあらゆる事業をつくりたいという思いから結成。《人と自然の調和》をコンセプトにした活動を計画している。その第一弾として、休耕地を開拓して作物を栽培。中村幼稚園と連携し幼児期向けの五感食育体験が実施された。子どもたちに食への関心をもってもらい、作物やその周りの環境の関わりについて学んでもらおうとした取り組みを紹介する。