みんなで学ぼう地域が学校
eco応援団
楽しく学ぼう!環境博
8月30日に高知市文化プラザかるぽーとでものづくりや展示などを通して環境について考える「こうち環境博2025」が開催された。夏休み最後の土曜日とあって会場には大勢の子どもたちが集まった。クイズを解いてゴールを目指す「ダンボール迷路」や楽しみながら環境について学ぶワークショップなど19のブースが出展された。今回から会場が広くなり、「ダンボールゆうえんち」が充実。大きな恐竜の遊具で会場は盛り上がった。楽しみながら学んだ様子を紹介する。
遊んで学ぼう森の仕事
長岡郡本山町の山林で親子を対象にした「夏休みは森と遊ぼう」が開催された。プロの山師によるチェーンソを使った「間伐作業の見学」や、その間伐で切り出された丸太を、ノコギリで切る「丸太切り体験」などを行った。そのあとノコギリやカナヅチ、クギを使って本棚や椅子を作る木工体験も行われた。作業後は、早明浦ダムのすぐ下を流れる「汗見川」川遊び。夏休みの子どもたちが実際に森に入り、森林に親しみながら、山の仕事の大変さ、森や水の大切さを学んだ様子を紹介する。
地場産品で地域おこし
黒潮町で盛んに栽培されるグリーンレモン。温暖な気候と良質な管理により色鮮やかで風味豊かな実がなる。そんな地域のおいしい魅力をより多くの人に届けるプロジェクトが2年前に発足された。その名も「青春グリーンレモンプロジェクト」。地元農家とそれを加工する菓子職人、そして県立大方高校の生徒らが連携し黒潮町の新たな土産物づくりに挑戦した。地域を愛する大人と今後を担う高校生の試行錯誤、そしてお披露目の舞台となる販売会の様子に密着。
地域住民から学ぶ特別授業
吾川郡いの町の伊野小学校で行われた「みんなのがっこう いのサマセミ」。誰でもセンセイ、誰でもセイトを合言葉に、地域で活躍する住民たちが先生になって得意なことや好きなことをテーマに授業を行う。地域交流の場になればと企画されたこのイベントは、環境問題や歴史の講座、メンタルトレーニングにボクシング体験会、他にも土佐和紙やダンボールを使っての工作など盛りだくさんで、子どもも大人も楽しめる内容。参加者は「この地域のいろんな知識を持った人を知れたので、今後もこのイベントが活発になっていくと嬉しい」「楽しかったのでまた参加したい」などと話していた。
