心も体もリラックス
雲の上の町のとっておきの場所
チムジルバン レストラン鷹取

※情報は2024年4月15日放送時

テーマは「わざわざ行きたいランチ」

国道１９７号を梼原町方面へ。

役場の手前５キロほどの場所にある橋を左に曲がり、山道をおよそ２０分。美しい景色をたーっぷり満喫しながら進んだ先、

梼原町初瀬地区の山の中にぽつんとたたずむのがチムジルバン レストラン鷹取です。

この地域では韓国の大学生との交流をきっかけに、２００２年、本場のキムチづくりをスタート。イベントやスーパーなどで徐々に販路を拡大してきました。
２０年以上たった今、「鷹取キムチ」は県民に広く知られる存在となっています。

２０１５年には韓国式の低温サウナ、チムジルバンを備えたレストランが完成し、心も体も癒やせる場所として多くの人を楽しませてきました。

矢野さん
「ふだんは人の気配がないようなところですのでね、愛媛県とか高知市内とかいろいろなところからいろんな方が来てくれるんでにぎわってました、コロナ前までは」

２０１９年には年間４０００人ほどの人が訪れていましたが、コロナ禍で激減。
５類移行から１年経つ今もまだ元通りには戻っていませんが、予約がない日でも定休日以外は毎日店を開けています。

矢野さん
「やっぱり閉めるとお客さんがだんだん来なくなるし、おいでてもらえないのでね。開けるには開けておかないといけないので、毎日開けてます。一人でも二人でも来てもらいたいのでね」

以前行っていたバイキングは終了しましたが、自慢のメニューは健在です。

一番人気はこちら、石焼きビビンバ！あっつあつの器で登場しますよ。

お好みでコチュジャンをのせて、にんじん、大根、ゼンマイなどたっぷりの野菜のナムルと、ひき肉、ご飯を真ん中の卵黄と一緒に混ぜると、もうスプーンが止まりませんね！

韓国の海苔巻き、キンパも人気です。こちらにも野菜のナムルがたっぷり！ 漬物と一緒に本場の韓国ノリでくるっと巻いたら、

彩り豊かなキンパの完成です。

どのメニューも、韓国の友人や県内の韓国料理店の人から習ったレシピを、日本人の口に合うように試行錯誤して完成させました。

いつでもすぐに来られる場所ではないからこそ、わざわざ来てくれる人を感謝の思いで迎えています。

矢野さん
「お客様がこちらに来るのに団体で来られるので、メニュー表を送ってほしいって言われたんですよ。それと地図、お送りするように準備してます。愛媛県の方です。ちょっとわかりにくいのでね」

もう一つのお楽しみが、チムジルバン！

一般的なサウナと違い、５０℃ほどの低温の部屋でゆっくり過ごすことで、体を芯から温めます。

ミネラルたっぷりの岩塩の部屋、

また、遠赤外線とマイナスイオンが発生するゲルマニウム鉱石の２つの部屋があります。

利用料金は１０００円。専用の服やタオルもレンタルできますので、手ぶらでもＯＫです！

現在働いているのは６０代から８０代までの７人。活動開始から２０年以上が経ち、みなさん高齢になりました。

大事に育ててきた施設を次の世代に託したいという願いを胸に、営業を続けています。

矢野さん
「みなさんゆったりとサウナに入ってもらって、癒やされて帰ってもらいたい。お食事もおいしいって言ってもらえるのが一番うれしいですね」