ここだけのはなし。

番組情報
番組名

ここだけのはなし。

放送時間
第2・第4土曜日 ごご5時~
番組紹介
「高知で頑張っている人」や「高知ゆかりの人物」に焦点を当て、その人の生き方から「人生を輝かせるヒント」を得るトークバラエティです。様々な世界で活躍する人達の「ちょっといい話」聞いてみませんか

ここばな+(プラス) 元公務員の夫婦が塩職人に 田野屋紫蘭さん、白兎さん

安田町の海岸近くにある真新しい製塩所。やさしい光が降り注ぐハウスの中で「完全天日塩」は作られる。

田野屋紫蘭さん、白兎さんご夫婦に、打合せで初めてお会いしたとき 2人とも笑顔で迎えてくれて、何だか、まぶしかった。そのまぶしさの訳は、後になってわかることになる。

ご夫婦は、埼玉出身。春日部市役所に勤めていた元公務員。誰もが口をそろえて、「安定を捨ててなぜ?」と、疑問を抱くと思う。きっかけは、紫蘭さんがお隣・田野町で塩づくりをしているあの有名なカリスマ塩職人田野屋塩二郎さんの生き方に感銘を受けたことから。「自分の腕一本で仕事をしてみたい」との思いから、すぐに塩二郎さんに弟子入り。それも夫婦2人で・・。未知の世界に飛び込む勇気、「安定」を大きく超える魅力がきっと塩づくりにはあるのだろう。

笑顔がまぶしかった訳は、「自分たちの人生の選択に後悔なし」という、そんな2人から出るオーラだとわかった。ご夫婦の塩職人までの厳しい道のりと、塩づくりへの思いあふれるトークをぜひご覧ください。

(MC:和田敦子)



ここばな+(プラス) 海外でも活躍する香美市在住のマジシャン Tokyo Tomoさん

富山県出身で、東京大学大学院卒、やなせたかし記念館元学芸員という異色の経歴を持つマジシャン、Tokyo Tomo(トーキョー トモ)さん。

香美市を拠点にしながらも、1年のうちの半分近くは、ヨーロッパなど海外の劇場でマジックショーに参加。世界を飛び回ってマジックの魅力を伝えています。この年末年始はスペインツアーでした。帰国後の今は、2月に香美市で開催予定のグランドマジックショーの準備に余念がありません。

大学院でマジックの歴史を学んだというトモさん、古典的マジックを基本に現代にマッチするようアレンジを加え、自分にしかできないマジックを生み出しているといいます。本番はもちろん、地道な練習もとても楽しいんだとか・・。まさに天職ですね。

香美市でのグランドマジックショー、期待がふくらみます。2月3日土曜午後1時半から、会場は、香美市立中央公民館大ホールです。ぜひ、ここばなで彼の驚きのマジックを見て頂き、マジックへの情熱を感じとった上で、当日、会場に足を運んで頂けたらと思います。きっと記憶に残る時間になると思います。もちろん私も応援に行きます!

(MC:和田敦子)



ここばな+(プラス) 4コマ漫画「きんこん土佐日記」でおなじみの漫画家 村岡マサヒロさん

2024年、高知新聞で4コマ漫画「きんこん土佐日記」を連載して20年を迎える漫画家の村岡マサヒロさん。取材でご自宅にお邪魔すると、昼下がり2匹の愛猫が、村岡さんが作品を描いている間もずっとくっついて、締め切りに追われているというよりは、村岡さんにとっての「日常」を見せて頂いた感じでした。スタジオでも、毎日、新聞に連載することの大変さを語ってくださるかと思いきや、むしろ「それは全く苦にならない」「ネタはいくらでも身近なところにある」とのこと。

長く続くコツは、「自分自身が楽しむこと」かもしれません。ここにも生き方のヒントがありました。

そんな村岡さんの4コマ漫画人生にも、いろいろなことがありました。特に東日本大震災、日本中が悲しみに包まれる中でも4コマ漫画を描き続けました。村岡さんなりの被災地への寄り添い方がそこにはありました。

震災の翌日、2011年3月12日のきんこん土佐日記には、セリフは一切ありません。4コマ目は、老若男女みんなが手をつないでいます。そこに「つながる心」の文字が・・。

どんな思いで描いたのか、それからは毎日、被災地に向き合った漫画が続きます。時代の変化にアンテナを張って「今」を4コマにのせて発信する村岡さん、ぜひこの回をお見逃しなく。

(MC:和田敦子)