高知市土佐山にある義務教育学校「土佐山学舎」の2年生がパン作りを体験した。9年制の小中一貫教育を推進する「土佐山学舎」。子どもたちは、地域の自然や文化を教材に、地域と連携しながら成長を促がす【土佐山学】を学んでいる。その一環として実施された今回の授業で、子どもたちは地域住民の指導を受けながら「土佐山産」の竹や炭を使ってパンを焼き上げた。この取り組みから郷土愛を育む環境教育について考える。
eco応援団
産業の連携
安芸市の「安芸本町商店街」にある多機能型事業所の駐車場で【軽トラマルシェ】が開催された。安芸市の農業や林業、商業、社会福祉事業が連携し初めて実施されたこのイベント。軽トラに山積みされたナスの詰め放題や土佐備長炭と一般的な炭で焼いた野菜の食べ比べなどが行われた。またキッチンカーの出店もあり、安芸市の特産品を使った特別メニューを販売した。この取り組みから「農・林・商・福」の連携による効果を考える。
富太郎が愛した横倉山
越知町の横倉山で、牧野富太郎博士が命名した「ヨコグラノキ」の観察会が開催された。かつて富太郎が植物研究のフィールドとして、こよなく愛した横倉山は、150年たった今でも、自然豊かで動植物の宝庫。参加者たちは、ヨコグラノキをはじめ、樹齢600年の杉や、野鳥の鳴き声、カエルなどの動植物を観察し、横倉山の自然を」満喫した。さらに、安徳天皇陵墓参考地も見学し横倉山の歴史についても学んだ。富太郎も触った「ヨコグラノキ」に会いに行った様子を紹介する。
高校生のオススメ
高知市はりまや町にある、はりまや橋商店街で毎週金曜日に「はりまや市」が開催されている。その一画に香美市土佐山田町の山田高校ビジネス探究科の3年生が出店した。【山高生Select 香美市のお薦めマーケット】と題したこの活動では生徒たちが香美市の魅力的な特産品を販売。 商品の選定や仕入れ交渉を生徒が行い、販売、決算まで一連の商取引体験した。SDGsの取り組みが広がる中でのビジネスチャンスについて考える。
高知の野鳥を守ろう
県の鳥「ヤイロチョウ」の生態を脅かす恐れがある外来種の鳥「サンジャク」の観察会が黒潮町で開催された。このサンジャクは、23年前に愛媛県のリゾート施設から逃げ出して野生化。黒潮町ではメジロが、四万十町ではヤイロチョウが少なくなったという報告がある。黒潮町の無人島「鹿島」には、このサンジャクが生息しているとみられ、参加者たちは150m離れた対岸から観察した。県内外で生息域を広げるサンジャクの生態と今後の対策について考える。