テレビ高知放送番組審議会

第430回 審議会だより

第430回 審議会議事の概要


1.開催年月日

2010年1月8日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 石川 啓子
副委員長 下岡 正文
委員 荒川 浩一
佐竹 新市
小松 加枝
坂本 世津夫
会社側出席者 高石 眞一(代表取締役社長)
竹村 修己(専務取締役)
井上 良介(取締役報道技術センター長)
小島 一水(取締役編成営業局長)
事務局 笹岡 良昭 (事務局長)

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「朱印船農業で農業維新~オランダから学ぶ環境保全型農業~」
【放送日】
12月25日(金)17:30~18:00

(2)審議の概要

上記番組視聴の上、合評
次回定例会の確認
第17回JNN合同番審の報告
その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

全体的に非常に良くできた農業の啓発番組。
県外の専門家が見ると、先に追い越される内容を含んでいる。
タイトルの「朱印船」の例えはピンとこず、誰が何のためにという目的が分からなかった。
タイトルが分かりにくい。「マイクロ野菜」も意味が通じない。
タイトルに漢字が多すぎる。見たいと思わせるタイトルを熟考してほしい。
「朱印船」は歴史の印象では東南アジアで、オランダにはストレートに結びつかず若干の違和感があった。
タイトルに「農業」という言葉が3回も出てきた。メインタイトルとして伝えたかったのは「朱印船農業」なのか、それとも「農業維新」なのか。伝えたいことを全て言おうとすると、逆に伝わらなくなってしまうサンプル。
オランダつながりで出島から400年、高知との交流40年。そして、朱印船という流れは今一つ分からない。
感心した時の表現に「開いた口がふさがらない」とあったが、使うとすれば「呆れ返る」ではないか。「付加価値を付ける」も重複しており、アナウンサーであれば、もう少し神経を使いたい。
オランダの農業が、どうしてあのように発展したのか、高知にどう応用していくのか知りたかったが疑問のまま。
テレビ局として、どの方向に持っていきたいのか。局の主張があってもいいのでは。
視察団がどのような構成になっているかが分からなかった。
有機農法、環境に配慮したオランダ農業が良く分かり、生産者サイドがキッチンまで考慮していることに驚いた。
文字が多すぎてメモが間に合わないほどのアップテンポ。
秘密の部分はあるだろうが、天敵農法でどの害虫に対して何の虫かという説明が欲しかった。
オランダと高知の比較もあり後追い解説もあって、親切な内容。
園芸王国復活への関係者の熱い思いが伝わってきた。
農業大学の若い世代が関わる様に感動を覚えたが、なぜ志向したのかが分からず消化不良。
番組と言うよりもオランダ随行レポートのテレビ版で、視察の報告レポートとしてみればこんな内容かと思うが、番組と言われると苦しい。
「農業維新」と言われるこの農法が防除維新になるとのことだが、農薬を使わないことが「維新」なのか、はたまた、他が画期的で革命的で「維新」なのか。その維新前、維新後はどう変わったかなど、テーマに沿ったレポートが展開されると見る側の頭が整理できたと思う。
高知とオランダの規模の比較が多く出てきたが、スケール感のある映像が少なく、近視的なアングルが多かった。
説明的な資料文字が、知事のアップを背景にしていた。配慮に欠け失礼である。
視察に参加した3女性が言っていた農業感覚の違いを、もう少し知りたかった。

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