テレビ高知放送番組審議会

第410回 審議会だより

第410回 審議会議事の概要


1.開催年月日

2008年1月9日(水)

2.出席委員(敬称略)

委員長 森本 忠彦
副委員長 石川 啓子
委員 荒川 浩一
池田あけみ
岡本 康生
下岡 正文
角 博子
会社側出席者 高石 眞一(代表取締役社長)
竹村 修己(常務取締役報道技術センター長)
井上 良介(取締役営業企画局長)
有光 孝一(取締役編成業務局長)
尾崎 泉(テレビ高知映像制作部長)
事務局 笹岡 良昭 (事務局長)

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「女優・白田久子 幸せのカタチ」
【放送日】
20年1月6日(日)16:30~17:00

(2)審議の概要

新年あいさつ
上記番組視聴の上、合評
第15回JNN合同番審報告
次回定例会の確認


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

・ 主人公のポリシーのような部分が伝わって来なかった。生い立ちや幼年期が組み込まれていれば違ったかも。
・ 世界大会で主人公のみに焦点を当てているが、各国のミスや審査基準などをも紹介して欲しかった。
・ 泥臭さがなく洗練された番組だが、タイトルの「夢力」の造語使用はいかがなものか。
・ ビジュアル的には良いが、テーマにした夢を持つこと、努力によって達成される感動など夢の力が伝わってこない。
・ 一体何を言いたいのか分からない番組ではなく、メッセージ性のある番組を作って欲しい。
・ 間寛平のナレーションはそぐわない。
・ 洗練された中に田舎的な面を残した主人公とナレーションがおもしろく感じた。ミスマッチの妙でもある。
・ 番組は華やかだが、暗さというより抑制のきいたナレーションに好感が持てた。
・ 重厚な素適な主人公ではないが、さわやかな印象。
・ 説教臭さや泥臭さもなく、今の若者のさわやかな感じが伝わった。
・ 音楽の使い方に工夫が欲しい。
・ ミスコンの出場者は選ばれるだけかと思っていたが、いろいろな活動があることが分かった。
・ 公式の場でのシーンが多く、主人公の生の姿、素顔があれば、より魅力的、立体的な番組になったと思う。
・ ミスコン出場以前の夢を追う姿の証言があれば良かった。
・ 字幕が効率的、効果的に使われていた。
・ かつてのミス・ユニバース児島明子さんの紹介などもあれば、歴史観が出た。
・ スポンサーと一緒に番組を作るのは両刃の剣。番組の独立性からいうと、ちょっとどうかなと思う。
・ 確かにきれいだが、それ以上の主人公の魅力が出ていない。軽やかだが底が浅い。
・ 美しい主人公の中に潜む、恍惚と不安など陰の部分も見てみたかった。
・ 夢見る力がどこで生まれ、どう動かし、今はどうか。そんなところを知りたい。
・ 女性ディレクターの作品だからだろうか、素朴で全体的なイメージも清潔感にあふれていた。心地良い番組。
・ 「世界への挑戦」という新聞記事があったが、挑戦の過程が表現さえていなかった。
・ 車中でのインタビューシーンが2度もあったが、車中の必然性はあるのか。