テレビ高知放送番組審議会

第590回放送番組審議会だより

第590回放送番組審議会議事の概要


1.開催年月日

2026年1月9日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 佐竹新市
副委員長 池田あけみ
委員 入交英太
奥村興二
中田由季
大家賢三
小島久美
野並良寛
会社側出席者 代表取締役社長          藤田徹也
常務取締役 放送番組審議会担当   横山雄一
常務取締役            中川 浩
取締役              北澤邦典
取締役 コンテンツ局長      岡田康也
コンテンツ局 報道制作部長    竹内一政
事務局 吉本龍二

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「 鳴子の音色は世界の空へ ~Tradition Beyond Borders~ 」
【放送日】
令和7年10月29日(水)20:00~21:00放送

(2)審議の概要

・上記番組の批評
・次回定例会の確認
・その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

※番組の概要

カナダで開催された「北米国際よさこい祭り」を舞台に、高知のチーム「帯屋町筋(帯筋)」や現地の関係者をメインに追ったドキュメンタリー。取材を通じて「自分たちと観客が楽しめる祭り」というよさこいの本質や、現地での「高知のよさこいへのリスペクト」を伝えると共に、「日本とカナダの歴史(日系人の歩み)」を柱の一つとして盛り込んだ。2018年制作「鳴子でつながる世界」の続編的な位置づけ。

※委員からの主な意見

・総じて「よさこいの世界化」を実感できる良質なドキュメンタリーとして多くの委員から評価された。

・カナダの雄大な自然や鮮やかな演舞を捉えた映像美、及び尾﨑大晟アナウンサーの落ち着いたナレーションが番組の質を高めている。

・太平洋戦争中の日系人強制収容などの歴史を盛り込んだことで、単なる祭りレポートを超えて「歴史的背景の掘り下げ」及び「文化交流の意義」が深まったと感じられる。

・世界30カ国以上に広がるよさこいのポテンシャルを感じさせ、「高知の誇り、日本の誇り」を再確認できる内容であった。

・前半の高知パート(よさこい祭り・帯筋の歴史や準備風景)が長過ぎて、メインである後半のカナダの祭りの描写や展開内容が薄く感じられた。構成する内容の取捨選択とそのバランス感覚に改善の余地があると思われる。

・全般的にどこのパートも丁寧な取材と編集が施されており感心した。一方で取材対象やエピソードが多岐に亘っており、情報の詰め込み過ぎが感じられた。番組のテーマがぼやけると共に、個々の焦点が絞りきれないので視聴後は余韻に欠けるとの指摘もあった。

・英文和訳の関係も有り字幕スーパーの文字が小さくて読み辛い箇所が多々あった。また、地図を活用してサイド情報を解かり易く提示するなど視聴者に向けて更なる配慮を求めたい。

・これからも続編として「よさこいの原点である武政英策氏に焦点を当てた番組」や、「今後の世界的な広がりを追う番組」の制作を期待する声もあった。    等

 

 

以上