テレビ高知放送番組審議会

第569回放送番組審議会だより

第569回放送番組審議会議事の概要


1.開催年月日

2023年11月1日(水)

2.出席委員(敬称略)

委員長 佐竹新市
副委員長 池田あけみ
委員 入交英太
中田由季
奥村興二
大家賢三
二宮久美
野並良寛
会社側出席者 代表取締役社長          藤田徹也
常務取締役 報道制作局長       飯島達男
常務取締役 メディア技術局長、番審担当 横山雄一
取締役 営業局長          北澤邦典
報道制作局 報道制作部長      竹内一政
事務局 吉本龍二

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「 からふる 」
【放送日】
※令和5年10月23日(月)、24日(火)、25日(水)、27日(金) 18:15~18:55放送

(2)審議の概要

・上記番組の批評

・次回定例会の確認

・その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

・合計4名のキャスター陣は以前に比べて落ち着きと安定感が増しており、表情や立ち居振る舞いにも穏やかさが感じられるようになってきた。一方で深掘り感の不足や表現力の甘さ、誤字表示やイントネーションの誤りなどが時折り見られて残念に思うことがある。今後もプロとしての技術を更に磨き、表情やしぐさなどの立ち居振る舞いに気を配るよう心掛けて頂きたい。番組制作全般に於いても細やかな神経を注いで、更に優しく正しく安心できる番組作りに取り組んで頂きたい。

・夕方のローカルニュースワイドは事件・事故などのニュース項目が必要十分揃うことが望まれるが。それ以外にも「興味を引く地元の話題」は大切であり“番組全体の質”にもつながる。40分構成の番組全体ではその構成バランスも良く、まとまりのある感じがする。

・スタジオのセットやBGM、画面処理の方法などは番組コンセプトに沿った優しい雰囲気が感じられる。

・MCの服装に関しては衣装協力等の制約もあるかと思うが、色調などがお互いに被る場合もあるので、髪型や化粧方法を含め全体的な調和を整えるコーディネーターが居た方が良いのではないか。

・MCは通常手持ち原稿で進行する場面が多いが、進行内容の確認や読み間違いを避けようとして頻りに原稿に目を落とす習慣が付いている様子がうかがえる。ある程度は許容されるがそれが頻繁であれば興味が削がれるし、原稿の取り扱い方が気になり目障りに感じる場合もある。

・「そらいろ図鑑」

*担当する気象予報士の東さんは素人っぽさが残るが、早口にならず解かり易い言葉と語り口で“天気予報と気象の知識”を視聴者に伝えてくれ、スキルの高さを感じる。

*好き嫌いの問題ではあるが“半分分けの髪型が気になる女性視聴者”は多いかもしれない。

*天気に関する豊富な話題を穏やかで聞き取り易い喋りで解説してくれるので好感が持てるが、“毎日詳しく解説する必要性は顕著である”とは思えない。強弱をつけるのも方法かもしれない。

・「シェアふる」

*地元の人でも気が付いていない話題や情報を上手に掘り起こしている。

*紹介される料理や食料品は毎回のことながら映像が美しく、食欲や購買意欲を掻き立てる。

・「からふるライブ」

*こちらも旬の情報や地元ネタを上手に掬い上げており、大いに興味を引く。

*レポーターの“おだっち”は明るいキャラで、生放送の雰囲気と共に楽しくテンポ良い進行で話題を伝えてくれるのて、毎回楽しく視聴することが出来る。      等