テレビ高知放送番組審議会

第491回 審議会だより

第491回 審議会議事の概要


1.開催年月日

2016年2月5日(金)

2.出席委員(敬称略)

副委員長 池田 あけみ
委員 小松 加枝
入交 英太
中田 由季
大家 賢三
会社側出席者 竹村 修己(代表取締役社長)
久禮田 徹(常務取締役総務局長)
新階 日出夫(取締役報道・技術センター長) 
岡﨑 正明(編成局長)
山﨑 勝義(編成業務部長)
事務局 大場 啓史(事務局長)

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
第11回日本放送文化大賞 テレビ準グランプリ受賞作品
「家族づくり~子どもたちと里親の一年~」
MBS毎日放送制作 
【放送日】
1月22日(金) 10:05~11:00

(2)審議の概要

上記番組視聴の上、批評
次回定例会の確認
その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

番組が進むにしたがって、永井さん老夫婦の愛情とヒメカ、リオを取り巻く人間模様が実に絶妙な距離感で映像化されており、厳しい環境の中でも必死に前に進もうとする子供たちと、優しさと厳しさを持ちながらも真の愛情で子供たちを包み込む老夫婦の姿に、改めて家族の在り方を考えさせられた番組でした。
里親の現実を通してその奥にある社会が抱える虐待や育児放棄の問題に対してのメッセージも感じられました。また1年という長期間の取材にもかかわらず、永井さん夫婦と子供たちの関わりが実によく映像化されており、ディレクター、カメラマンはよほどの信頼関係を築かないとあそこまでの映像を残す事は出来ないと感じました。
永井さんや子供たちのインタビューを聞き一人でも多くの視聴者が共感し、一人でも多くの子供たちが前向きに生きていくことができるような社会の実現に、この番組が役立ってほしいと思いますし、改めてテレビの力を感じる番組でした。