テレビ高知放送番組審議会

第436回 審議会だより

第436回 審議会議事の概要


1.開催年月日

2010年7月2日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 石川 啓子
副委員長 下岡 正文
委員 荒川 浩一
池田 あけみ
佐竹 新市
小松 加枝
坂本 世津夫
会社側出席者 高石 眞一(代表取締役社長)
竹村 修己(専務取締役)
井上 良介(常務取締役報道技術センター長)
小島 一水(取締役編成営業局長)
久禮田 徹(取締役)
事務局 笹岡 良昭 (事務局長)

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
JNNルポルタージュ(TUT制作) 
「とことん~銀メダルを支えたスケートおやじ~」
【放送日】
6月26日(土) 15:30~16:00

(2)審議の概要

上記番組視聴の上、合評
次回定例会の確認
その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

高い志が、如何に必要かが表現され感動した。
人間に頑張る目標があれば、何かが生まれることを示唆している。
人材育成とは何か、ということを考えさせられた。
人が一番であることを教えた、優しい番組。
76歳のおやじがスケートに賭けた情熱が素晴らしい。
凝った映像やナレーションもなく、BGも邪魔にならず調和していた。
あそこまでの投資は企業家として複雑な思いだが、番組としてはシンプルな作りで良か った。
タイトルの「スケートおやじ」表記は、本人がやっているかのような誤解を受ける。
スケート靴を作る親父かと思った。
このタイトルでは、パシュートのオリンピック選手を支えた会社の物語とは分からない。
主人公の人生観と地方貢献の考え方が充分に伝わってきた。
長いスパンでの取材映像が歴史を感じさせた。
主人公の話に字幕が出たり出なかったりは気がかり。
二人の選手のスケートへの思い、主人公への思いがあれば深みが出たのでは。
タイトル時に古いブラウン管が出たことで、番組の意図が分かる番組。
パシュート競技が、小さな会社で支えられていることを知った。
他愛なければ他愛ないほど伝わってくるものがある。
給料を半減しても支えようとすることへの疑問が残る。支援を始めた動機を知りたかった。
大企業が抱えていたものが崩壊して、田舎の小さな会社が実現する新しい時代を感じさせる。
番組としては迫ってくるものもなく表層的。
経営者親子の議論や葛藤、選手の苦悩などがあれば厚みが出た。
ディレクターのアイディアと取材対象に入り込んで行く能力が、本当に感動を呼ぶ番組につながる。