テレビ高知放送番組審議会

第425回 審議会だより

第425回 審議会議事の概要


1.開催年月日

2009年6月5日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 石川 啓子
委員 荒川 浩一
池田 あけみ
小松 加枝
坂本 世津夫
佐竹 新市
会社側出席者 高石 眞一(代表取締役社長)
竹村 修己(専務取締役)
井上 良介(取締役報道技術センター長)
小島 一水(取締役編成営業局長)
事務局 笹岡 良昭 (事務局長)

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「フクちゃん桜ふるさとに接ぐ~横山隆一・生誕100年の追想~」
【放送日】
5月17日(日)15:54~16:54

(2)審議の概要

上記番組視聴の上、合評
次回定例会の確認
その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

高知に住んでいる我々が、どう受け止めるかの人材育成的、教育的な番組。
写真、文章だけでなく、いろいろな情報が込められた素晴らしい番組で感動。
温かく、安心して見られる番組。
伊藤周子さんのナレーションは、県民に馴染みもあり、優しく、ゆったりした口調が、番組に合っていた。安定感がある。
昔の映像と今の映像がマッチしており、今もお元気でいらっしゃるように思えた。
「フクちゃん」の日本漫画界への貢献はすごいものがあり、後世に伝える番組。
カメラと取材対象者の間柄、距離感をうかがえるような映像。
オープニング、エンディングの選曲が同じだったが、特にオープニングには工夫があっても良かったのでは。
時系列が前後し、分かりにくいとも思ったが、全体的な流れは良かった。
正統派の番組で、しみじみとした読後感がある。
色々な要素がモザイク的に展開されていたが、ブレがなく芯が通っていた。
映像の中に見える夫婦の美しさに感動した。
桜木の接ぐだけではなく未来の見え方があると、より渡して行くぞとなるが、エンディングはしんどく思えた。
高知に横山さんの「意」というものを「継いで」いこうというメッセージを伝えることに成功している。
構成も良く整理されているし、スクリプトも洗練されている。
横山さんの人物像をさらに立体化するには、証言者をもう少し登場させても良かったではないか。やなせたかし、岩本久則両氏も「必」ではなかったか。
フクちゃんを抜きにして、横山さんそのものに感動した。
イントロで、これからのことが分かる作りで、現在、過去が入り組んでも邪魔にならない構成。
桜のカットを節目節目に出して映像的な流れを作るなど、映像、編集がホットさせるようなリズムを作っている。
番組は、このように作って欲しいというような作りであった。