テレビ高知放送番組審議会

第535回放送番組審議会だより

第535回放送番組審議会議事の概要


1.開催年月日

2020年6月5日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 佐竹新市
副委員長 池田あけみ
委員 入交英太
奥村興二
中田由季
大家賢三
二宮久美
野並良寛
会社側出席者 代表取締役社長         井上良介
専務取締役 放送番組審議会担当 久禮田徹
取締役 編成業務局長      横山雄一
編成業務局 編成業務部長    新納朋代
事務局 吉本龍二

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「 ひるおび!(10:25~11:55放送分は除く) 」
【放送日】
令和2年05月15日(金) 11:55~13:55放送

(2)審議の概要

・上記番組の批評

・次回定例会の確認

・その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

・「今日の最大関心事に注目」をテーマに取り組むこの情報系番組は、分かり易く丁寧な構成で信頼性が高い。また、八代英輝さんなどコメンテーターの方々も自分の持ち場を良く理解していて、的確なコメントをタイミング良く表現している。

・番組進行役の惠俊彰さんはテンポが良く話題の仕切り方も上手。中立的な立場で丁寧な進行に好印象がもてる。一方で視聴者の受取り方によっては「クドイ、ウザイ」キャラクターとしてマイナス評価される場合もある。

・TBS系列は早朝から夕方に亘りその殆んどが情報系のネット番組で繋がっている。取り上げるテーマは重なる部分が多くあるが、それぞれの番組が個性を生かして伝えていると思う。

・普段からテーマ毎の配分時間が長い目の傾向があり、場合によっては苦痛に感じる時がある。視聴日の番組では当日話題の2大テーマ(➀コロナ緊急事態宣言解除関連、②検察庁法改正案関連)が更に長時間を割いて取り上げていた。一般大衆向けの「取り上げ方・番組構成・概要解説」は内容が分かり易く丁寧に仕上がってはいるが、それぞれのテーマ本体の深掘り感は残らなかった。

・「スタジオセットの安定感」「放送画面上での番組統一感」「出演者衣装等スタイリストのセンス」「構成内容に向けた下調べ」「取材映像・スーパー表示・フリップカード等の用意」等々、番組裏側スタッフが日頃から努力している成果が画面上から感じられる。

・概略紹介時のフリップは「工夫された作り方や説明の使い方」が上手だが、視聴者の印象に大きく作用する場合が多くあり、その扱い方には十分な注意が必要に思う。また、画面に映される文字数が多い場合には見るのに疲れる時もある。

・「リモート出演の形式」に当初は違和感が多くあったが、最近は映像上の工夫や画面処理の進化もあり少しづつ慣れてきた。掛け合いのタイミングやぎこちなさが時々出て雰囲気が悪くなる場合も見られるが、アフターコロナに向けて更に工夫されることを望みます。    等

以上