テレビ高知放送番組審議会

第563回放送番組審議会だより

第563回放送番組審議会議事の概要


1.開催年月日

2023年4月7日(金)

2.出席委員(敬称略)

委員長 佐竹新市
副委員長 池田あけみ
委員 奥村興二
中田由季
大家賢三
野並良寛
入交英太(※レポート参加)
会社側出席者 代表取締役社長         藤田徹也
常務取締役           飯島達男
取締役 メディア技術局長    横山雄一
取締役 報道制作局長、番審担当 上田正哉
取締役 営業局長        北澤邦典
総合編成局 編成業務部長    竹村志麻
事務局 吉本龍二

3.議事の概要

(1)議題

【番組の合評】
「 キテレツが咲く#2 」
【放送日】
令和5年03月29日(水) 19:00~20:00放送

(2)審議の概要

・上記番組の批評

・次回定例会の確認

・その他報告事項


(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り

・主要出演者の皆さんは前回の番組時に見られた余分な力みも消えていて、全般的に自然な雰囲気のバラエティトークへと仕上がっていた。FUJIWARAお二人の仕切りが上手で番組に安定感を感じさせる。明るい安藤さん、つぶやきデハラさん、ユニークでちょっとうるさいけれど憎めない柴田さん、この3人は各々のキャラクターが立ちつつバランスが良いと思います。また、タレントに転身し立ての豊ノ島さんが受け持つコーナーでは慣れない部分でぎこちなさがあったが、明るさや人柄の良さが滲み出ていて好感が持てて良いアクセントになっていた。

・前作に続き構成に雑さが感じられたが、テンポや派手さは少し抑え気味だった。今回の“キテレツ”のテーマは2本だったので途中の中だるみを含めて寂しい感じがした。夫々のテーマ選択は悪くない人選だったので取材内容を整理して視聴者目線に立った内容をもっと深掘りして欲しかった。

・カメラワークで画面が動きすぎる部分や、スタジオトーク時に裏方スタッフが映り込むなど進行が雑に感じる部分が散見され、番組自体に落ち着きが無い印象が感じられた。

・スタジオトークでは、雰囲気が盛り上がると全体的に早口になり易い。臨時スタジオでの収録とは云え折角の盛り上がり場面で聞き取り難い部分が有ったのが残念。一方で、構成内容に合わせてナレーターが使い分けられており聞き取り易かった。MCの平賀アナウンサーも出過ぎること無く、そつなく上手に場面を進行していた。

・番組で取り上げる“キテレツ”には、「こだわりが詰まったキテレツ」があったり「風変りな変人のキテレツ」があったが、視聴する側としては夫々に振れ幅が大きいので見ていて混乱するのではないか。“キテレツの定義”を明確にして話題を提供した方がより視聴者に刺さるかと思われる。

・このメンバーなら「もっと楽しく面白い番組」に出来ると思います。“キテレツ”でネタ切れになれば、別のパターンも可能と思いますのでレギュラー化に向けて頑張って欲しい。 等

以上