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高知県立美術館 芸術で平和を 願い込めた作品展

平和への願いが込められた作品展が、高知市の県立美術館で開かれています。

この作品展は、芸術を通して平和を守ろうと活動している「高知平和美術会」が、37年前から開いています。去年は新型コロナの影響で中止となったため、2年ぶりの開催です。会場には、絵画や写真、書道など、7つの部門に会員などから寄せられた、106点の作品が展示されています。

「木漏れ日・希望」と題したこちらの作品は、木漏れ日と、まっすぐに伸びる木の色彩を明るくすることで、希望に満ちた未来を表現しています。

こちらは、佐川町の鳥居淑子さんが、秋葉まつりの様子を表現したちぎり絵の作品です。和紙の中で最も薄いとされる「土佐典具帖紙」を使い、およそ1年かけて制作しました。

「鳥家ひねりの瞬間をなかなか写真にとって残せないので、一度おもしろく残せたらなと思った。こういう行事がずっと滞りなく行われることが平和の基本。戦争があったらできない。」(鳥居淑子さん)

また、67年前にアメリカが行なった、ビキニ環礁での水爆実験で被ばくした漁船について、紙芝居で分かりやすく伝えているほか、原爆について、広島の高校生が戦争体験者から聞いた話をもとに描いた作品も特別展示されていて、戦争の悲惨さが伝わってきます。

「幸せに生きていくためには何が必要かということを、みんなが求めているのではないかと思う。例えばコロナにしても、早く終息してほしいと思うし、そこから次の新しい歩みが始まっていくのではないかと考えている。作品展で、平和への願いを届けたい。」(高知平和美術会 益善一さん)

この作品展は、県立美術館で、今月11日まで開かれています。