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高知市 通常営業再開も飲食店などからは「期待感薄い」

高知県が高知市の飲食店などに要請していた時短営業が終わりました。きょうから通常営業を再開する店の経営者からは不安の声が聞こえてきました。

県は、先月26日からきのうにかけて、高知市の飲食店などに午後8時までの時短営業を求めていました。こちらの酒販店は、創業からおよそ60年。飲食店を中心に取引を行っています。おととしには、月に600万円程度を売り上げていましたが、コロナ禍で400万円ほどに減少。さらに今回の時短の影響で、売り上げが半減したということです。売り上げ回復への「期待感は薄い」といいます。

「土曜に仕込みがあったのか、2、3件の注文は頂きました(Q.その数は?)少ないですね。前の(要請の)時は解除になる前に電話が結構あって配達も出来た。今回はダメ。」(古谷商店 古谷須美子さん)

県の要請に伴い、時短営業を行っていましたが、きょうからは通常営業へ。先行きの見えない状況が続きます。

「前向きにやるしかない。コツコツうやれば元に戻るかなって、前向きにやります。」(古谷商店 古谷須美子さん)

こちらの居酒屋は、先月26日から今月8日まで臨時休業、その後は、きのうまで時短営業を行いましたが、来客は1日に3、4人ほどの、厳しい状況だったと言います。

「きょうから通常営業でお客さんに『8時に帰ってください』と言わなくていいということ、で気持ちがずいぶん楽になる。これでお客さんがすぐに戻るかというと、なかなか厳しいと思いますのでまだまだ不安。」(酒菜浪漫亭 川田周教店長)

きょうの予約はほとんど入っておらず、仕込みの量を減らしました。元々は団体客に支持され月におよそ700万円を売り上げていました。しかしコロナ禍で会食の規模が縮小されたことなどから、3分の1以下まで減少しています。

「今のところ期待感と言われるとまだまだ不安というところですかね。高知を代表する店のひとつだと思っていますので、何とかつぶれないように頑張っていきたいという気持ち。」(酒菜浪漫亭 川田周教店長)

まちの食文化を支えてきた経営者らは、疲れた表情を見せながら「灯りを消してはならない」と決意を示していました。