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コウゾの新たな可能性を東京で

和紙の原料の一つ楮(コウゾ)を和紙以外にも活用し、新たな可能性を探ろうとしている県出身の女性が東京にいます。女性が新たに開発した商品とは・・・?

東京・有楽町にあるこちらのお店。様々な文化・食に出会える多機能型のマーケットとして全国各地のユニークな商品を販売しています。その一角で展示・販売されているのが楮を使った食品なんです。楮の一番外の皮を乾燥させてパウダー状にしたものと、それを使ったお菓子です。商品を開発したのは土佐市出身の池田あやさん。楮に新しい価値を持たせて、安定的な量を確保できるようにしようと今年3月、「KOUZO」を立ち上げました。

「高知県産の楮が急激に採れなくなっています。なので、なんとかみなさんに注目していただきたいというので、ちょっと変わった、食べるということを通して、みなさんに土佐和紙の現状というのを知っていただきたいので、こういった活動を始めました」(池田あやさん)

「KOUZO」では楮を使った食品や土佐和紙のアクセサリーなどの開発と販売を行っています。立ち上げにあたり池田さんには、伝統文化を大切にしたいという思いがありました。

「私も昔から普通に登校の時にも土佐和紙の工房がたくさんあったような地域に住んでいたので、においや音で覚えているぐらいの、感覚的にも土佐和紙が染みついているような生活だったので、それを支えるものがなくなってしまうのがもったいないなと思ったので、なくしたくない、という思いがいっぱいあります。」(池田あやさん)

会場には、「KOUZO」の商品以外にも、土佐和紙や土佐和紙をまとったダンサーの写真なども展示され、アートな空間を演出しています。活動は始まったばかり。池田さんは和紙業界全体の発展を見据えています。

「全国にも同じような現状が和紙の産地には起こっていると思うのでそういったところとも連携していって、全国の和紙業界、全体が、盛り上がっていったらいいな、と思っています。」(池田あやさん)