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きょうから「時短要請」 高知市の飲食店は

新型コロナの感染拡大を受け、高知県はおととい、対応の目安を「特別警戒」に引き上げました。高知市と四万十市の飲食店などでは、きょうから2週間、営業時間の短縮が要請されます。去年の春以降、3度目となる営業時短要請。高知市の飲食店では、要請に応じるとしながらも、他の手立てがなかったのかといった疑問の声も聞かれました。

県内では9日連続で新型コロナの感染確認が2桁となっています。県は、会食に伴う感染拡大を指摘していて、きょうから、高知市と四万十市の飲食店やカラオケボックスなどに対し、営業時間を午後8時までに短縮するよう要請しています。協力した店に対しては1店舗・1日あたり2万5000円から7万5000円までの協力金が支給されます。

「GWからの流れでそうかなという気はしていた。基本的には県の方針に従ってやろうかなと思っている。お客さんがいない日もあるので逆にありがたい。」(スルラクセ 山本巧オーナーシェフ)

高知市の中心商店街に店を構える山本巧さんです。これ以上感染を広げないためにも、営業時短要請の意味はあると話す一方、他の手立てはなかったのかと疑問も抱いています。

「状況を改善するためには必要なことだとは思うが、1年以上コロナが流行しているので、増えたから閉めるではなく、対策をちゃんとしているかとか、どれくらいの広さに何人のお客さんだったら大丈夫だとか、具体的なことを決める時間があったのではないかなと思う。」(スルラクセ 山本巧オーナーシェフ)

もともと団体客が多いこちらの店は、新型コロナの流行が始まって以降、売り上げが半減したといいます。このため山本さんはテイクアウトに力を入れ、県産の食材だけを使ったおしゃれでカラフルな弁当は、口コミで評判が広がりました。

「売り上げが減っているが、どうせやるなら自分も楽しく!やっつけ仕事でしょうがないからやるのではなく、喜んでもらえるものを作りたい。手の込んだことはやっている。好評でまた頼んでもらったり、なかなか外食しづらいので、うちの弁当を食べていただくことで、楽しいとかうれしいとか言っていただいている。」(スルラクセ 山本巧オーナーシェフ)

あの手この手で活路を見出してきた飲食店。山本さんは、ケータリングや料理教室といった、さらなる新しい形も模索しています。

高知市の観光名所=ひろめ市場です。通常は午後10時までの営業ですが、県からの要請を受けてきょうから来月8日まで、月曜日から土曜日は午前10時から午後8時まで、日曜日は午前9時から午後8時までに営業時間を短縮します。

コロナ禍とはいえ、大勢の観光客で賑わった今年のゴールデンウイーク。その3週間後に出された今回の営業時短要請は、店にとって大きな打撃です。

「午後7時半~8時はお客さんが来る時間ですね。閉まる時間が早くなるからちょっと困るですね。売り上げは全然…ダメよ。(Q.売り上げはどれくらいダメになった?)たぶん…(1日)8万くらい。7万~8万くらい」(ひろめ市場内店舗 店主)

ひろめ市場は要請期間が終わった来月9日以降、通常営業する方針です。