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英米ワクチン承認で高知県内接種の行方は

厚生労働省は、国内での新型コロナのワクチン接種についてファイザー社製に加え、モデルナ社とアストラゼネカ社のワクチンも承認しました。今後の県内のワクチン接種にどのような影響を及ぼすのか、取材しました。

厚労省は、モデルナとアストラゼネカのワクチンについて、有効性が認められたとして、きょう承認しました。どちらもファイザーと同じように間隔を空けて2回接種する必要があります。3種類のワクチンを接種することの課題について、県感染症対策協議会の吉川会長は。

「1回接種した場合は2回目も同じワクチンを接種しないといけない。集団接種、個別接種といろんな接種体制が入り組んで接種されることになるので同じワクチンをきちんと間違いなく接種する、そのことが一番大切なんじゃないかと思います」(県感染症対策協議会 吉川清志会長)

このことを前提に、ワクチン全体の供給量が増え、接種が進むことを期待しています。

「人類はワクチンしかコロナに対する特効的な手段はないので接種を進めることがもっとも大切。海外の国を見てもマスクを外してもいいなど制限が解除されている。日本でもそうなると思うので、できるだけ多くの人に接種していただいて、元の生活に近い生活になることを期待している」(県感染症対策協議会 吉川清志会長)

高知市では、現在70の医療機関でファイザーのワクチン接種を行っています。現時点で、県内すべての高齢者が2回接種できるためのファイザーのワクチンが来月末までに供給されることから、高知市では高齢者の接種についてはファイザーのみで。それ以外のワクチンについては供給され次第、一般接種に使う方針です。

「できる限り接種機会を増やすためにワクチンを分けて病院を指定していく。1つの病院につき1つのワクチンを取り扱う形でワクチンの混在がないようにしていきたい」(高知市ワクチン接種推進担当 植田耕太郎副参事)

厚労省はモデルナのワクチンを大規模な接種会場で使用する方針を示しています。一方、アストラゼネカのワクチンについては血栓ができる例がまれに報告されていることから直ちには使わないとしています。県は今後の接種体制について、国の具体的な方針決定を待ったうえで検討することにしています。

ところで高知市は来月12日から8月1日までの土曜と日曜の延べ16日間、集団接種を実施することを明らかにしました。

高知市の総合あんしんセンターで1回あたり900人規模で実施することにしています。当面は1回目の接種を済ませた高齢者のうち、2回目の接種の予約が取れていない人が対象で高知市が、文書で日時を指定して通知するということです。