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みんなで考えよう交通安全 横断歩行中の事故防止へ

シリーズでお伝えしている「みんなで考えよう交通安全」。京面アナウンサーです。

県内では今年に入って歩行者が絡む事故が相次いでいます。きょうのテーマは「横断歩道での意識」です。

今年1月南国市の国道を歩いて渡っていた男性が車にはねられ意識不明の重体に。現場は路面電車との並走区間で、信号機のない横断歩道でした。

今年2月には、高知市の国道を歩いて渡っていた高齢者が車にはねられ死亡。押しボタン式の信号機がある横断歩道でした。今年は横断歩道での事故が9件発生し、1人が死亡しています。

県警の調べによりますと、歩行者が絡む事故は横断歩道で発生する場合が最も多いといいます。

「横断歩道で車が停まらない」ことが理由とも言われていて、県内では、信号機のない横断歩道での車の停止率がわずか13.4%。全国平均を下回っています。一方で全国トップは5年連続で長野県。停止率は72.4%で事故防止に繋がるヒントが見えてきました。

長野県の横断歩道です。歩行者を意識して横断歩道で車がきちんと停まっています。理由は、子どものころからの「ある習慣」とされています。

横断歩道を渡り終えた小学生は…。車に向かってお辞儀をしています。

長野の小学校では、40年以上前から児童が横断歩道で「お礼」をする習慣が続いているといいます。

長野を参考にした取り組みが県内で始まりました。おととい高知市の横浜小学校が「横断歩道アイ‘ズ宣言」のモデル校に指定されました。横断歩道を渡る際、車のドライバーと「目(アイ)」を合わせて合図を送り合うというものです。

「車が停まってくれていることを確認してから渡りましょう」(警察官)

「では、停まってくれていた運転手に感謝の気持ちを込めてお礼をしましょう。『ありがとう』」(警察官)

横断歩道を渡り終えたらドライバーの目を見て「お礼」をする。こうした相手への「思いやり」が事故防止に繋がるといいます。

「児童の皆さんが実践してくれて自分自身の命を守ってもらうとともに、その行動を見た大人や車のドライバーがより交通安全意識を高めてくれる、そういうことで地域の交通安全意識が非常に高まるのではないかと期待している」(高知南警察署 室津康博 署長)

車のドライバーと歩行者、それぞれがお互いを「思いやること」。大切な命を守ることに繋げようと県警や交通ボランティア団体は、今後の啓発に力を入れていく方針です。