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老朽化した地域の案内看板を中学生が修復

高知市の土佐山学舎の生徒たちが、去年から老朽化が進んだ案内看板のリニューアルを行ってきました。きょう地元の人たちを前に看板がお披露されました。制作を通して大きな学びを得たという生徒たち。地域活性化につながることを期待しています。

看板をお披露目したのは、高知市の土佐山学舎の中学1年生にあたる7年生10人です。土佐山学舎では地域に貢献できる人材を育成するため、生徒が主体となって土佐山の自然や文化を学び、PRを行う独自の教育=「土佐山学」を行っています。その一環として7年生は昨年度、地元を訪れた人たちに土佐山のことを知ってもらいたいと学校の近くにある直販所に地域の案内看板を設置しました。今年度は、土佐山の入り口に設置されている老朽化が進んだ案内看板のリニューアルに取り組んできました。看板の字体や配色はすべて生徒たちが考案。デザイナーやコピーライターの協力を得ながら、一年かけて制作を行ってきました。きょう、その成果を地元の人たちの前で発表です。

「すごく緊張していますが地域の人たちにどんな思いで看板を作ったか知ってもらいたい。土佐山を盛り上げたいという熱気が伝わればいいな。」(7年生 常光陽世さん)

生徒たちは本来、先月6日の発表会で看板のお披露目を行う予定でしたが、新型コロナによる臨時休校や授業の減少により、完成が間に合わなかったといいます。それでも生徒たちは胸を張って看板に込めた思いを伝えていました。

完成した看板には土佐山の名物=ユズが描かれ、ポップで可愛らしい雰囲気に。キャッチコピーは「美緑をぎゅっと。土佐山」です。200以上の中から厳選したといい、土佐山には美しい自然の魅力が詰まっているという生徒たちの「地元愛」が込められています。

「出来上がりが素晴らしいので一目で土佐山とアピールできると思う。一人でも多くの人に地域を知ってもらいたい。」(地元の人)

看板制作を通して生徒たちは自分たちが得た学びも大きいと話します。

「準備が大変だったのでみんなで達成できて本当にうれしい。看板一つ作るにも大勢の人との関わりがないと作れないことを学んだ。」(7年生 矢野時臣さん)
「コロナの影響で計画が狂ったけど、段取りをしっかりとしないといいものが生まれないとわかった。土佐山に来る時の目印なので、ここを起点に土佐山が栄えてほしい。」(7年生 常光陽世さん)

今回の看板づくりをもとに、生徒たちは今後、土佐山に来てもらうための具体的な方法を考えていくということです。