KUTVニュース

「つなぐ、つながる」 保育園で防災訓練

173人の子どもが通う高知市の保育園で、防災訓練が行われました。東北の被災地を視察した経験がある園長は、けが人ゼロでの避難を目指しています。

地震発生の非常ベルが鳴り、机の下に潜る子どもたち。高知市南消防署と合同で防災訓練を行ったのは、高知市の横浜新町保育園です。園では毎月、防災訓練を行っていて、園児は災害時に必要な行動、そして、その意味を理解しています。

「机の下に隠れて脚をつかむ。グラグラなって頭をケガするかもしれないから。」
「ハンカチで口をおさえた。火事の煙を吸わないように。」

横浜新町保育園の藤原和子園長は2年ほど前に、東日本大震災で被災した保育園や幼稚園を視察。訓練や対策の重要性を学んだといいます。

「東北の方に視察に行って、どういった現状があるのか、東北の園長先生と勉強した。『どう避難誘導ができるか、どこが避難するのにいいか』常に考えている。」(横浜新町保育園 藤原和子園長)

東北での視察後、園では避難する際に子どもたちが足の裏をけがしないよう、上履きを導入。窓ガラスも、割れた破片が飛び散らないものに変えました。このほか避難マニュアルをつくるなど、ハード・ソフト両面での防災を行っています。「どんなに対策を講じたとしても安心はできない」と話す園長が課題として感じていることは。

「びっくりして泣いてしまって、次の行動ができないことがある。そこをいかに、職員が気持ちを和らげて避難させるかが課題。最初の揺れで子どもたちにけがをさせないことが一番。」(横浜新町保育園 藤原和子園長)

園で預っている子どもの数は173人。園は、全員がけがをせずに避難できるよう今後も訓練を行っていきます。