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高知・室戸市で大雨 時間雨量130.5ミリ

高知県内は大気の状態が非常に不安定となり、室戸岬ではけさ、1時間に130.5ミリの猛烈な雨を観測しました。地域の人たちが「こんなに降るとは思わなかった」と話す今回の大雨。事前の備えの大切さを感じた人も多いのではないでしょうか。

前線を伴った低気圧が四国沖を東に進んだ影響で、県内では大気の状態が非常に不安定となり、県西部と東部では未明からけさにかけて局地的に猛烈な雨が降りました。

室戸岬では午前5時51分までの1時間に9月の観測史上最大となる130.5ミリの猛烈な雨を観測。記録的短時間大雨情報が発表されました。

室戸岬ではきょう午前9時までの12時間に降った雨の量が363.5ミリと観測史上最大となり、室戸市を流れる室津川では、けさ、一時氾濫危険水位を超えました。

現在は通常どおりの水位まで下がっているということです。

また、この雨の影響で元地区では市道沿いの土砂が崩れたほか、室戸岬地区では4棟が床下浸水しました。

地域の人たちは自宅の前まで流れてきた土砂の後片付けに追われていました。

室戸市によりますと、この大雨によるけが人はいないということです。避難勧告や避難準備の情報は発表されませんでしたが、保健福祉センターには避難所が開設され、1世帯3人が一時自主的に避難しました。

室戸市はきのうの時点でこれほどの雨は予想していなかったと言います。

「きのうの段階では特別な体制はとっていなかった。」(室戸市防災対策課 山崎桂課長)

けさ5時すぎに大雨警報が発表され、室津川の水位が急激に上がり始めたため、市は災害対策本部を設置。今回は住民に避難情報を出すまでには至らなかったものの、より迅速な対応が求められることを痛感したといいます。

「ゲリラ豪雨、急に雨量が増え水位が上がることがあるのでどうやって住民に避難の呼びかけをするのか、避難所を少しでも早く開けることができるのか事前に準備や訓練が必要。」(室戸市防災対策課 山崎桂課長)

今回の大雨による大きな被害はありませんでしたが、「想定外の雨」に対し、あらためて日頃の備えの大切さを感じた人も多いのではないでしょうか。