KUTVニュース

高知市で「化学界の権威」展示始まる

明治から昭和にかけて“化学界の権威”として活躍した高知出身の化学者=近重真澄を紹介する展示が高知市で開かれています。

近重真澄は1870年、高知市に生まれた化学者です。現在の東京大学大学院を卒業後、熊本大学や京都大学の教授を歴任。ヨーロッパにも留学し、「無機化学」と呼ばれる炭素を含まない化合物について研究を行うなど、“化学界の権威”として活躍しました。今年は近重博士の生誕150年で、最近になって県内で博士の写真など貴重な資料が見つかったことから、今回の展示が開催されています。

近重博士は、化学者であると同時に様々な教養に精通した文化人でもありました。博士が書いた随筆では、故郷・高知の県民性や土地柄などについて触れているほか、掛け軸や漢詩などの作品も残されていて、博士の文化人としての一面も垣間見ることができます。

「高知市からこのようなすごい研究者が生まれたということと、化学は私達の生活に色々な形で浸透しているんですけれども、そういった近代化学を発展させた方々の努力の上に、今日の発展があるということをぜひ知って感じて頂ければ。」(龍馬の生まれたまち記念館森本琢磨学芸員)

展示は11月14日(土)まで高知市上町の龍馬の生まれたまち記念館で開かれていて、一部の資料は10月2日(金)までの展示となっています。