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奈半利贈収賄事件 初公判

高知県奈半利町のふるさと納税をめぐる一連の贈収賄事件で、全容解明に向けた公判が始まりました。きょうは町職員に賄賂を贈った罪に問われている返礼品業者が証言台に立ち、「間違いありません。」と起訴内容を認めました。

町職員に賄賂を贈った罪に問われているのは香南市野市町に住む、通成水産社長・松村通成被告(30)です。起訴内容によりますと松村被告はおととし3月から6月にかけ賄賂を受け取った罪で起訴されている、奈半利町地方創生課の元課長補佐・柏木雄太被告(41)と上司で元課長の森岡克博被告(45)に対し、ふるさと納税を寄付した人に町が送付する返礼品をめぐって、通成水産が取り扱っていた「アーモンド小魚」を定期的に発注し、有利に取り扱うよう特別な計らいを頼み込みました。その上で松村被告は2人に対し、見返りとして4回にわたり現金合わせておよそ180万円の賄賂を贈った罪に問われています。

きょうの初公判で松村被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。冒頭陳述で、検察官は「柏木被告が発注1件につき500円の賄賂を要求した。松村被告は、おおよその発注数に500円を掛け合わせ、およそ180万円を送金した。」と賄賂の額の背景を指摘。また利益供与を繰り返すため「柏木被告との関係を保とうと、柏木被告の家族を、自らの費用で旅行に連れて行くなどの接待をしていた。」ことにも触れました。

次回の公判は10月で、弁護人による証人尋問などが行われ、結審する見通しです。