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中学生がVRで津波を疑似体験 高知・中土佐町

高知県中土佐町の中学生がVR=バーチャル・リアリティで防災について学びました。自分たちの住む街を津波が襲うという現実味のある映像体験を通して、防災への意識が高まったようです。

海を臨む中土佐町の久礼中学校では、起震車体験や避難訓練を定期的に行い、防災学習に力を入れています。23日は、3年生が防災などに関する1年間の学習の発表を行いました。さらに、津波避難シミュレーションの研究をしている中央大学の樫山和男教授らが制作したVR映像を体験しました。映像では中土佐町の避難場所7か所から見た津波の様子を3Dで見ることができます。

南海トラフ地震による津波が発生した時に想定される高さは13メートルで、学校や役場が建つ高台のすぐ下まで津波が押し寄せてくることが想定されています。

体験した生徒たちは最新の技術を用いて再現された町の様子に驚いたようです。

「怖い怖い怖い、だいぶ怖い。俺の家どうなってる・・・俺の家流れた」(生徒)

自分たちが普段暮らす街の変化を現実味のある映像で体験することで、より防災への意識が高くなったようです。

「もう襲ってきそうなくらいリアルで怖かったです。準備を早めにやっていきたいと思いました」(生徒)

「怖かったです。街が消えました。(Q.もし地震が起きたら?)高いところに逃げようと思いました」(生徒)

中土佐町では、役場の高台移転や子どもたちへの防災教育で災害への備えを強化していて、今後は災害時に「要配慮者」となる高齢者や障がい者の避難生活の環境を整えるなど福祉の面で対策を進めていくということです。