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高知県香南市官製談合事件 起訴された男性課長が異例の会見

公共工事をめぐる官製談合事件で起訴・釈放された高知県香南市住宅管財課の男性課長が異例の会見を開きました。

起訴内容によりますと課長は去年12月、市営住宅解体工事の一般競争入札をめぐり、最低制限価格に近い金額を元市議会議員の志磨村公夫被告(61)に伝達。志磨村被告が建設会社の元社長、北代達也被告に金額を伝えて落札させた罪などに問われています。課長は今年9月に県警に逮捕されましたが、準抗告が認められ釈放。その後、高知地検は同じ容疑で課長を再逮捕、起訴したものの今月12日、「勾留の必要がなくなった」として、釈放していました。

「自分は初めから否認してました。(取り調べに対して)ストーリーができあがっているのではないかと。相手の元議員さんには聞かれたこともないし言ったこともないと答えている。(警察から)起訴される前に言いなさいとまでは言いませんが言った方があなたのためですよみたいな」(会見を開いた課長)

課長はこのように述べ改めて起訴内容を否認しました。会見に同席した課長の妻は警察が取り調べを行った際、夫の体調に異変があったことを明かしました。

「体も痩せてボロボロでしたけれども、心はとにかく傷ついていて眠れなかったり夜中に何度も起きたり食欲もなかったです。私は警察には不信感しかない」(課長の妻)

また、弁護人を務める市川耕士弁護士は、警察や検察の捜査を非難するとともに、地検による2度目の逮捕後、準抗告を認めなかった裁判所に対しても疑問を呈しました。

「彼の言い分を全く聞かない捜査機関のあり方を問われている。彼を2回逮捕する、これは許されないこと。また検察だけではなくて再逮捕・再勾留を許した裁判所。それに対する準抗告を認めなかった。裁判所のあり方も問われる。不確かな供述によって事件の構造を作っている、そこに尽きる」(市川耕士弁護士)

一方、県警は「法律にのっとり適切に捜査している」としています。また、高知地検は勾留を取り消した理由について「個別事件の内容に関わるので答えられない」とした上で、「起訴内容での公判を行う予定」だとしています。