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専門学校卒業生 手作りキッチンカーで元気と笑顔を

コロナ禍で思うように学校生活が送れない生徒たちに元気と笑顔を届けようと、高知市の専門学校でキッチンカーでのカレーの販売が行われました。販売したのは、専門学校の卒業生です。

高知市の武井宏樹さん。龍馬学園 国際デザイン・ビューティカレッジの卒業生です。建築や設計を学んだ武井さんは、その知識と技術を生かしてキッチンカーを手作りし、スパイスカレーの移動販売を今年6月に始めました。

「キッチンカーだといろいろな場所に行けて、車自体も宣伝になると思って。より多くの人に知ってもらって食べてもらえるよう、キッチンカーでのカレー販売を始めました。」(武井宏樹さん)

月に12日ほど、主に高知市で移動販売を行っている武井さんは、月に1回、母校に出向いています。5度目の販売となった今回も、授業が終わるとすぐ、キッチンカーに生徒たちの列ができました。

「2回ほど買ったことがある。おいしかったです。」(生徒)

「いつも買いに来てくれる生徒もいるので、買ったあとの笑顔や容器をのぞく姿が嬉しい。」(武井さん)

武井さんが販売するのは、トマトチキンやバターチキンなど、3種類のカレー。子どもからお年寄りまで幅広い世代の人たちが食べられる「辛くないスパイスカレー」で「チルカレー」という名前で販売しています。「チル」は英語で、「落ち着く」「くつろぐ」という意味があります。

「僕もカレーを作っている間は、嫌なことがあっても無心になれる。カレーを食べる人も、『おいしいね』とか『こんな味なんだ』とか…その時間が、嫌な状況を忘れさせてくれると思い、チルカレーという名前を付けてやっています。」(武井さん)

コロナ禍で思うように授業が受けられず、気持ちが沈みがちになる中、先輩が作るカレーは、生徒たちの楽しみの一つであり、元気の源でもあります。

「辛いのは苦手なんですけど、辛さがマイルドなうえにトマトの甘味がおいしい。コロナ禍で外食する機会が少なくなっているので、来てくれることはすごくうれしい。」
「おいしい。温かいのでほっとする。笑顔が出る。午後の授業も頑張れます。」(生徒)

今後は徐々に移動販売の範囲を広げたいと話す武井さん。多くの人たちに、ほっとするひと時を提供します。