KUTVニュース

高知県地場産業大賞に“小さな穴開ける大きな機械”

高知の優れたものづくりや活動を表彰する「地場産業大賞」に、今年は、「小さな穴を開ける大きな機械」が選ばれました。今年度の「地場産業大賞」には、過去最多の75件の応募があり、20件が受賞しました。

大賞は高知県南国市の機械メーカー=ミロク機械が製造したガンドリルマシン=「MKBG-500-1NC」です。

ガンドリルマシンは、小さな穴=深孔を開けて加工する機械です。ミロク機械では、毎分2万回の高速回転で直径1ミリ以下の穴を開けるガンドリルマシンを、日本で初めて完成させました。

これによって、直径0.9ミリの穴を開けることに成功。小さな穴を開ける技術は、自動車のエンジン部品分野では燃費の向上、医療器具の分野では体への負担軽減、…など、様々な分野での効果が期待されています。専門性が高いためこの機械の需要は限られてきますが、ミロク機械では「受賞を機に高知の“地産外商”に貢献したい」としています。

「どうしてもニッチな世界の機械なものですから、高知県内での需要はほとんど無いと思います。日本だけじゃなく海外に向けても受注・需要を探しながら高知へ仕事を持ってきて、雇用を安定させる・高知県の経済を回す方向での貢献をしていきたい。」(ミロク機械株式会社 稲田勝裕取締役)

表彰式は来月21日(金)、高知市のザ・クラウンパレス新阪急高知で開かれます。


おすもうさんがやってきた!栃煌山関が学校訪問

大相撲初場所で勝ち越し高知に帰ってきた栃煌山関が、高知県いの町の小学校を訪れました。子どもたちは初めての“お相撲さん”とのふれ合いに喜びを爆発させていました。

いの町にある私立小学校=とさ自由学校では、栃煌山関を迎えようと朝から児童が準備を進めていました。用意しているのは、ちゃんこ鍋。自分たちで味や具材を考えたオリジナルです。

そして、もみのき幼稚園の園児も加わりみんなで栃煌山関を歓迎しました。初めて会う力士に、子どもたちは大興奮!注目する中、さっそく栃煌山関にちゃんこ鍋を食べてもらいました。

「すごくおいしくて部屋で食べる(ちゃんこ鍋と同じ)くらいおいしいのでびっくり。自分のために作っていただいて本当にうれしいです。頑張りたいです。」(栃煌山関)

「肉団子をきれいにこねたことを教えてあげました。」
Q.栃煌山関は何て言っていましたか?
「『すごくおいしい』って言っていました。」
Q.それを聞いてどうでしたか?
「うれしいです。」

「(会えて)うれしい。すごくかっこいい。」

ちゃんこ鍋の後は・・・

腕相撲をしたり見よう見まねで四股を踏んだりと貴重な時間を過ごしました。

「栃煌山も頑張りゆうき勉強とか色々頑張ろうと思いました。」(児童)

栃煌山関は来月いっぱい稽古に励み、3月8日からの大阪場所に臨みます。さらなる活躍を期待したいですね。


DMV来年度営業運行へ準備進む

高速道路網の整備などで厳しい運営状況が続く鉄道のローカル線ですが、四国で来年度、世界初の営業運行を目指す新たな乗り物の導入に向け整備が進んでいます。いったいどんな乗り物なのか取材しました。

阿佐海岸鉄道阿佐東線。高知県東洋町の甲浦駅と徳島県海陽町の海部駅の間8.5キロを結んでいます。

車庫の中にある1台のマイクロバス。一見、普通のバスですが、運転席にあるボタンを押すと驚きの光景が!内側からゆっくりと出てきたのは鉄の車輪です。そしてバスの前輪のタイヤが大きく持ち上がると・・・

後輪部分にも鉄の車輪が降りてきます。実はこの車両、DMV=デュアル・モード・ビークルと呼ばれ、車と列車がひとつになった新しい乗り物で、阿佐海岸鉄道ではすでに3台を導入しています。

なぜDMVの導入を決めたのか、井原豊喜専務に聞きました。

「人口減少が進んだ地域の公共交通としての役割ですね。列車からバスに切り替えていろんなところまで住民の足として使っていただくというところが元々の発端ではあるんですが、今の最大の目的としましてはこのDMV、世界初の営業運行ですので、まず観光に使って新しい人の流れを呼ぶ、地域の活性化に役立つというところが現在の一番の目的と考えております。」(井原専務)

DMVの運行ルートは文化施設・阿波海南文化村をバスモードで出発、海部駅の1つ手前の阿波海南駅から甲浦駅までが鉄道区間、ふたたびバスモードとなり海の駅東洋町から道の駅宍喰温泉へと向かいます。また、土・日・祝日には室戸方面に1日1往復することが決まっています。甲浦駅は高架となっていて、列車からバスにモードチェンジした後地上に降りるためのスロープの設置作業が進められています。

「室戸まで行かせていただくということで廃校水族館とかドルフィンセンターとかたくさんの観光名所がございますのでうまくタイアップさせていただいてお互い協力し合って少しでも観光客を呼べるような形で進めていきたいと思っています。」(井原専務)

阿佐東線の利用者は平成4年の段階で17万6000人あまりでしたが、おととし・平成30年は5万3000人あまりと厳しい運営が続いています。赤字に悩むローカル線にとって、DMVが活性化の起爆剤になるのか、全国から注目が集まりそうです。

「期待は大きいものがありますね。ただせっかくのこのチャンスを潰すことのないようにDMVだけじゃなくてDMVをうまく活用した地域全体での観光というのを進めていければと考えています。」(井原専務)


文化財防火デーに合わせ高知城で防火訓練

今月26日の文化財防火デーに合わせて高知城で防火訓練が行われました。

毎年、1月26日の文化財防火デーに合わせて、全国で防火訓練が行われています。

高知城での訓練は、天守で火災が発生したという想定で行われ、職員は、消防に通報した後中にいた人たちを避難させ、放水銃を使って消火活動にあたります。

10分ほどすると消防車5台が到着し、消防隊員らが一斉に放水を行いました。

訓練を通して職員たちは、国の重要文化財でもある高知城を守るため、避難、通報、消火の手順を再確認していました。

「消防にいくら急いでいただいても10分~15分はかかる。そうすると、どこまで焼けるかということになる。職員としては初期消火、消火器で消えなかったらいかんぞというくらいの心構えでやっています」(高知城管理事務所 一圓玄一郎初長代理) 

高知城管理事務所によりますと、去年10月に沖縄の首里城で発生した火災を受けて、高知城では消火器の数を増やして火災に備えているということです。


大荒れの天気 猛烈な雨・強風被害・けが人も

前線を伴った低気圧の影響で県内は大荒れの天気となりました。高知県室戸市付近では記録的短時間大雨情報が2回発表されたほか、県東部や西部では強風被害が相次ぎました。

室戸市と東洋町ではレーダーによる解析で午前1時10分までの1時間に120ミリ以上、また室戸市付近では午前6時50分までの1時間におよそ120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。午後4時までの総雨量は、室戸市佐喜浜で369.5ミリ、四万十町窪川で269ミリなどとなっています。室戸市と東洋町では合わせて2棟が床下浸水しました。

室戸市、田野町、奈半利町、北川村では住宅や倉庫の屋根が飛ばされるなど強風による被害が相次ぎました。

北川村では菅ノ上地区に続く道路が崩れた土砂に塞がれ、2世帯4人が孤立。健康状態に問題はないということです。

また強風にあおられ転倒するなどして、宿毛市の49歳の女性と11歳の女の子、須崎市で66歳男性の3人が軽いけがをしました。