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元関脇・栃煌山 清見潟親方「高知出身優勝力士育てたい」 高知・安芸市

高知県安芸市出身で元関脇・栃煌山の清見潟親方が、引退後初めて地元に帰ってきました。「高知出身の優勝力士を育てたい。」と今後の夢を語りました。

引退後、初めて地元安芸市に帰ってきた元関脇・栃煌山の清見潟親方。きょう安芸市役所を訪れ、横山幾夫市長らにこれまでの感謝の気持ちを伝えました。

「なかなか優勝はできなかったけどみなさんのおかげでここまでこれた。今後は自分ができなかったことを後輩に。」(清見潟親方)
「ぜひ安芸市出身の力士を。」(安芸市 横山市長)

15年間、角界で活躍し続けた清見潟親方。今年7月に現役を引退した後は、春日野部屋の親方として後進の指導にあたっています。現役時代よりも15キロほど体重が落ちたと話すその表情はすっきりとしていて、高知の新たな力士を育てたいという夢に満ち溢れていました。

「負け越して帰ってきたときに変わらずおかえりなさいといってくれた。たくさんの人が元気付けるため、パーティにきてくれて本当にうれしいなと思った。高知の出身の力士をスカウト、発掘して自分のできなかった横綱、大関、優勝力士育てるのが高知への恩返し。がんばっていきたい。」(清見潟親方)

 


桂浜沖で初のサンゴ生息調査

サンゴの有効活用などを目的に、高知市の桂浜沿岸で初めてのサンゴの生息調査が行われまました。調査の結果、多くのサンゴが存在し、未来につながる重要な記録が残りました。

桂浜の沿岸で調査を行ったのは、生物の調査や研究を進める大月町の黒潮生物研究所の研究員3人です。

「何が見えるかわからないので、楽しみ。サンゴの生息環境は厳しいので、大規模なのは考えにくいが何か一つでも見つけたい。」(黒潮生物研究所 目﨑拓真所長)

研究員たちは県からの委託を受け、サンゴを地域の観光資源として役立てようと、昨年度から生息調査を進めています。今年度は主に県中部の沿岸で調査を行っていて、きょうは海上保安部の許可がおりず、これまでほとんど実施されなかった桂浜沿岸での潜水調査です。

「手つかずの海なので、生き物が人を怖がらない」(ダイバー)

2人のダイバーが泳ぎながら目視で水中を確認していきます。

「予想以上に生き物にあふれていて生命に満ち満ちとした海。サンゴの密度はそれほどでもないが、種類が10種類を超えたので予想より多かった。」

調査にはサンゴ以外にも「高知の海にいる生物を県民に知ってもらいたい。」というもう1つのねらいもあります。

「魚もいっぱいいた。クマノミなど熱帯魚系、釣って楽しい磯の魚なども。」

研究員は波打ち際から水深10メートルほどのスポットまで、およそ3時間かけて合わせて3か所で調査しました。

「想像以上にサンゴが見られた。貴重な記録となった。ほかで見られない生物も見られて驚いた。10年、20年後、温暖化などで環境が変わった時にきょうの調査が1つの目安となる。」(黒潮生物研究所 目﨑拓真所長)

黒潮生物研究所は今後、撮影した写真や動画をホームページにアップする予定で、調査の成果は2月上旬に高知市で行われる報告会で発表することにしています。


五輪出場目指すカヌー地元選手 しんじょう君と支援呼びかけ 高知・須崎市

高知県須崎市では今月初めからカヌー競技のナショナルチームが強化合宿を行っています。参加メンバーの一人、須崎高校出身の佐田野選手が、活動への支援を求めて市のマスコットキャラクターしんじょう君とコラボした企画を行っています。

今年4月にカヌースプリント1000メートルでナショナルチーム入りした佐田野選手。今、合宿にかかる移動費や宿泊費など、活動に必要となる資金をインターネット上で募るクラウドファンディングを行っています。きょうは須崎市のマスコットキャラクターしんじょう君と一緒に支援を呼びかけました。

「来年度まで、まだまだ費用がかかるので支援をPRしていきたい。」(佐田選手)

佐田選手が取り組むカヌースプリント1000メートル競技は、湖などのコースを周回してタイムを競う個人種目。筋力とともにオールをこぎ続ける持久力がカギとなります。オリンピック出場には来年4月に開催予定の国内の記録会で2位以内に入り、その後ロシアで開かれる世界大会でオリンピック出場が内定していない選手の中で1番になる必要があります。

「期待に応えられるよう、今後の試合につながるよう頑張りたい。」(佐田選手)

さらに今回、支援金で制作する新しいユニフォームのデザインもお披露目されました。胸元のしんじょう君が乗っているのは、佐田選手が使うものと同じ色のカヌーです。
 
「これを着てオリンピックに出れば、しんじょう君も出場したのと同じ・笑」(パンクチュアル 守時健代表)

支援金の申し込みは11月末までで、クラウドファンディングを行う「キャンプファイヤー」のサイトで申し込みを受け付けています。

「オリンピック目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。」(佐田選手としんじょう君)


看護学校生 医療従事者に感謝を込めて

コロナ禍で働く医療従事者への感謝の思いを込めて、看護学校生が空高くバルーンを飛ばしました。

バルーンリリースを行ったのは近森病院附属看護学校の1年生44人です。学校では毎年春に新入生が未来への期待を込めてバルーンリリースを行っていますが、今年は新型コロナの影響で遅れて実施されました。

きょうはコロナ禍で働く全国の医療従事者への感謝の気持ちも乗せて、病院のヘリポートからバルーンを空へ放ちました。空高く上がるバルーンを、学生たちはいつまでも目で追って思いを込めていました。

「医療従事者さんへの感謝の気持ちを忘れずに、また私の身近な家族などへの感謝の気持ちを忘れずに。みんなで一緒に看護学生を乗り越えて、生活を送っていきたいという気持ちでバルーンを上げました。」
「自分たちの日々の努力でコロナ(感染者)を一人でも減らしたいという思いを込めました。」(1年生)

また、学生たちはヘリポートから病院内にどうやって患者を搬送するのかなどを熱心に学んでいました。


高知市・多様な性を認め合うまちへ “にじいろのまち”宣言

高知市はきょう「にじいろのまち宣言」を行いました。多様な性のあり方への理解を深めることで誰もが自分らしく暮らせるまちを目指します。

「多様な性を認め合うまちへ。『にじいろのまち』は一人一人の性の在り方が尊重され、誰もがそれぞれの個性や生き方をお互いに認め合い、支え合うまちです。そんなにじいろのまちを目指すことをここに宣言します。」(高知市 岡﨑誠也市長)

高知市役所で開かれた式典では岡﨑誠也市長が、にじいろのまちのシンボルマークを発表しました。市民に親しみのある「はりまや橋」をモチーフにしたデザインで、橋の欄干部分を人に見立て、性の多様性を表すレインボーカラーの橋が、人と人をつなぐ懸け橋になっている様子がデザインされています。式には、性的少数者の人たちへの差別や偏見をなくそうと活動する県内のNPO団体「レインボー高知」のメンバーも参加しました。メンバーたちは、「県内で高知市が先頭を切って取り組みを進めてくれることがうれしい。医療、教育、司法などあらゆる分野で性的少数者への理解が進むよう後押ししてほしい」と話しました。岡﨑市長は、「21世紀は多様性を認めることが大きなテーマになる。SDGsの考え方にもある『誰一人取り残さない共生社会』を目指す中、『分断』ではなく社会が一つになることを目指したい」と述べました。高知市は今後、多様な性のあり方への理解を深めるため、さまざまな取り組みを進める予定で、来年2月には同性同士などの婚姻にあたる関係を認める「パートナーシップ登録制度」の本格的な運用を始める予定です。

「やっとLGBT当事者の人権を考えてくれる日が来た。高知で実現すると思っていなかったのですごく嬉しい。長年連れ添っているパートナーがいるので、ぜひできたらすぐにでも(パートナーシップ登録制度を)利用したい。その日で初めて家族になれるのかなと思う」(レインボー高知 共同代表)

「嬉しかったが、ここからがスタートだと思うので市民の皆さんにも性的少数者が近くにいることを分かってもらい、認知度が上がっていくことを期待したい」(レインボー高知 宮田真代表)

高知市では職員が性的少数者の来庁者と接する時に必要な配慮などについてまとめたガイドブックを作成していて、来年1月には職員向けの研修も行われる予定です。