KUTVニュース

大手ビールメーカー 四国の環境保全を応援

大手ビールメーカーが、四国の環境保全活動を応援する取り組みを、今年も行うことになりました。

愛媛に大規模なビール工場があるアサヒビールは、2008年から、四国の環境を守るキャンペーンを行っています。今年も、今月24日から販売するビールの売り上げの一部を四国4県に寄付することになり、高知では、仁淀川の清流保全にあてられます。またSDGsの取り組みにも力を入れていて、キャンペーンで行われているプレゼントの当選賞品には、「食べられるコップ」など環境にやさしい商品が採用されています。

「水質保全はビールの製造にとっても非常に大切なところ。四国、高知の自然保護に向けて一人でも多くの方に飲んでいただいてこの取り組みに参加していただきたい」(アサヒビール高知支社 中林圭 支社長)


「ヘルメット着用を」生徒たちが啓発活動

自転車に乗る時にヘルメットを着用してもらおうと、高知市の高校で生徒たちが啓発活動を行いました。

自転車のヘルメット着用を呼びかけたのは高知工業高校の生徒会です。学校では、近くの高知南警察署と連携し定期的に交通安全の呼びかけを行っていて、けさは学校のPTA役員や生徒会のメンバーが、登校してくる生徒達に自転車のヘルメット着用を呼びかけました。

このほか生徒たちは日没の時間帯が早いこの時期に活用してもらおうと自転車用のライトも配布しました。

「交通事故予防に繋げていきたいし交通事故に遭った時できるだけ被害が少なく済むようヘルメット着用推進活動に取り組んでいる」(高知工業高校電気科3年 川田裕樹さん)

県内ではおととしから、条例で、児童・生徒にヘルメットを着用させることが努力義務とされていて、学校では今後もヘルメットの着用推進に取り組む方針です。


“スマホ”で楽しむ高知県立牧野植物園

あすから牧野植物園でスマートフォンなどを使った園内ガイドが始まります。きょう、私が体験してきました。新しい園の楽しみ方といえそうです。

「牧野植物園に来ています。いま見ごろを迎えているのは白くて小さな花びらがかわいらしいノジギクです。園ではあすからスマートフォンで植物をより楽しめるようになります。」

植物園をスマートフォンやタブレットで楽しむために新たに設置されたのが、これらの二次元バーコード。実際に、読み取ってみると・・・植物の詳しい解説が見られるほか、多言語対応となっている音声ガイドを聞くこともできます。

「葉が細かく切れ込んでおり実物と牧野博士の描いた植物図を比べるとその特徴がよく表現されている」(音声ガイド)

「まきのQRガイド」というこの取り組みは、牧野植物園としては初めての導入です。スマートフォンでのガイドの導入により、来園者とスタッフの接触を減らすだけでなく、これまで以上に深く、植物の魅力を伝えていくことも狙いです。植物のガイドのほかにも、スマートフォンの位置情報を使って、自分が園内のどこにいるのかを確認することができます。

さらに、こんな機能も。

「こちらにあるのは仙台屋というサクラ属の園芸品種です。花も葉もありませんが、コードを読み取ると咲いているときの写真が出ます。さらに開花時期も表示されてどの時期にくればサクラを楽しめるかわかるんです。」

「私こういう機械は苦手ですがそれでも普通に操作できました。自分のスマホで情報を見ながら現物の植物を見ていただくとその組み合わせというのが見ていただく人の心に入る。」(牧野植物園 川原信夫園長)

今のところ、植物自体が25種類、それ以外の園に関するガイドが25種類、導入されています。園は今後、さらに種類を増やしていく方針です。


目指せオリンピック 高知県内スポーツの未来担う「くろしおキッズ」

今年行われた東京オリンピック・パラリンピック。連日のメダルラッシュに日本中が熱く盛り上がりましたよね。

そうした中、高知県内では未来のオリンピアンたちが動き出しています。小学生たちが様々な競技を通して運動能力の向上を目指す県のプロジェクト「高知くろしおキッズ」です。取材すると県内スポーツの明るい未来が見えてきました。

レスリングに打ち込む子どもたち。見事な身のこなしですが・・・

「習っているスポーツは水泳・陸上・野球」(十津小学校5年 美濃部桜介さん)

「サッカーの日本代表になりたい。」(川北小学校5年 島崎雄拡さん)

全員、レスリングの経験がほぼないのです。普段はそれぞれ別のスポーツに打ち込み、通う学校もバラバラ・・・実は彼ら、「身体能力の高さ」で選ばれたメンバーなんです。その名も・・・「高知くろしおキッズ」。高知くろしおキッズとは県内の小学4年生から6年生までの児童が、月に4回ほどさまざまな競技やトレーニングなどを体験するプロジェクトです。メンバーになるためには体力測定や面接といった「選考会」に合格しなければなりません。その倍率は5~6倍!狭き門を突破した児童だけがくろしおキッズに認定されます。陸上の全国大会で日本記録を更新した南国市の大篠小学校6年、岡林結衣さんや、カヌーの全国大会で3位の成績を残した高知市の五台山小学校6年の岡村明咲さんらスーパー小学生も高知くろしおキッズのメンバーです。

このプロジェクト、県内からオリンピアンを生み出そうと県が13年前に立ち上げ、業務はおらんく球団・高知ファイティングドッグスに委託しています。

「運動能力を最大限に伸ばすのが目標なんですけど総合的な人間力を高めるねらいがあります。」(県文化生活スポーツ部スポーツ課 土居史仁 主任)

高知くろしおキッズには今、61人の児童がメンバーとして認定されています。

この日行われたのは、5年生を対象にしたレスリングのレッスン。土佐塾中・高校レスリング部顧問の小田貴久さんが講師を務めました。

「最短で入るのはどうしたらいいかというとまっすぐ、速く。」(土佐塾高校レスリング部顧問 小田貴久さん)

児童たちは受け身やタックルを教わるやいなや「実践」に入ります。

格闘技特有の動きや筋肉の使い方にとまどいながらも、レスリングを「体」で覚えていきます。こうした体験プログラムを普段打ち込んでいるスポーツに生かしてもらうことが、高知くろしおキッズの大きなねらいです。

「レスリングは素早くするところがある。陸上のスタートダッシュが遅いので速くなりたい。」(久礼小学校5年 市川笑梨さん)

「いざというときに受け身を使ってけがを防ぐことに生きると思う。」(川北小学校5年 島崎雄拡さん)

「柔軟性が必要なのでサッカーに生かしたい。」(川北小学校5年 島崎孔瑛さん)

「レベルの高い同じ学年の子どもたちと練習できるのでスキルアップのためにと応募。子どもがサッカー選手を目指しているならそれをバックアップするのも親の役目。」(島崎君の父 良太さん)

またプロジェクトでは体験プログラムを通して、一人一人が得意とする競技を見極めます。それをもとに年に1度、面談が行われ、児童にスポーツ教室を紹介する「橋渡し」の役割も担っています。

「くろしおキッズでトランポリンにむいちゅうことがわかった。」(附属小学校5年 山本爽世さん)

高知市大津のトランポリン教室に通う山本爽世さん。今年2月の面談で4つの競技を勧められ、そのうちの一つ、トランポリンを選びました。

「みんながきれいに飛んでいるところを見て憧れた。ばねを使って飛ぶのが好き。先輩のように大会に出たい。」(山本爽世さん)

トランポリンを始めてまだ半年。日常生活にない動きや高さに恐怖心もあるといいますが、宙を舞う山本さんの表情はいきいきとしています。くろしおキッズを通して心から挑戦したいと思えるスポーツに出会えた山本さん。他の競技も並行して行えることにメリットを感じています。

(Q.役に立っているスポーツは?)
「陸上。バランスが良くなっている。ハードルの着地にふらつきがないよう意識している。」(山本さん)

楽しみながら様々な競技に触れることで広がるスポーツの選択肢や可能性。東京オリンピック・パラリンピックが閉幕した今、くろしおキッズに認定された逸材たちが、県内スポーツの未来を担っています。


406キロの旅 ついに出来た!「宇宙深海酒」

宇宙と深海を旅した酵母でつくった、「宇宙深海酒」がきょう完成しお披露目されました。宇宙と深海、高低差は406キロ。開発者らの夢とロマンが詰まっています。

高知県安芸市の有光酒造場です。きょう、ここで宇宙と深海を旅した酵母=「宇宙深海酵母」で作った酒が絞り出されます。「宇宙深海酵母」は、県工業技術センターが中心となって開発してきました。2005年に、センターが開発した酵母が宇宙に打ち上げられ、「宇宙酵母」が誕生。その後、酵母は今年1月から4か月間、今度は宇宙とは真逆の深海に沈められ「深海酵母」が誕生しました。こうして、宇宙と深海を旅した酵母は「宇宙深海酵母」の名が付き、この酵母を使った日本酒の開発が進められていました。

有光酒造場ではこの宇宙深海酵母を培養して発酵に必要な「酒母」を準備し、先月22日に酒米と混ぜ合わせ仕込み作業を終えていました。およそ1か月間タンクの中で発酵させ、きょう、機械で酒を絞り出します。

機械のスイッチを押すと…酒が絞り出されてきました!「宇宙深海酒」です。

さっそく、プロジェクトを進めてきた研究者らが“利き酒”をします。

宇宙と深海、高低差は実に406キロ。壮大なスケールの旅をしてきた酵母で作り出された酒には、開発者らの夢とロマンが詰まっています。

「宇宙深海酒」は今後、県内6つの蔵元で作られる予定で、有光酒造場では、4合ビンでおよそ2000本分を来月中旬に出荷する予定です。