KUTVニュース

ダイコンの種まき地域の食材学ぶ 高知・南国市

6日も高知市と四万十市江川崎で最高気温が30℃を超える真夏日となるなど残暑の厳しい1日でした。南国市の畑では小学生がダイコンの種をまく作業を体験しました。

ダイコンの種まきを体験したのは、南国市の後免野田小学校の2年生35人です。農産物の生産などを行う農業生産法人「南国スタイル」が、地域で栽培するダイコンについて子どもたちに知ってもらおうと8年前から行っています。児童が植えたのは「新八州」という品種の種で、漬け物向きで細長く、首の部分が白いのが特徴です。県内では塩とぬかを使い一年以上漬けた「古漬けたくあん」として日曜市などで販売されています。青空のもと児童たちは等間隔で作った畝の穴に種を数えて入れたり、種まき機を使ったりして、丁寧に植えていました。

「種を優しく植えるのが難しかった。大きくなって立派になってほしい。」
「楽しかったです。種が小さいから、取るのが難しかった。」
「大きくなって美味しくなってほしい。」(児童)

体験を終えた児童からは、収穫を待ちきれないといった声が聞かれました。

「ダイコンは種を植えてから何か月で大きくなるの?」(児童)
「今まいたら、1月の中旬~下旬くらいには収穫できるサイズになるかな。」(農家)

南国市ではかつて漬物用ダイコンの生産が盛んでしたが、高齢化などにより生産者の数は年々減少。南国スタイルがその伝統を受け継いでいて、今後も子どもたちに「地域の食材の大切さ」を伝えたいといいます。

「生産しているダイコンが漬物用のダイコンで、漬物自体が産業として消費が伸び悩んでいるが、自分たちが食べる野菜を種まきと収穫を通じて自分たちが育てることで、食べ物の大切さを学んでほしい。」(南国スタイル 中村文隆専務)

南国スタイルはダイコンのサイズを見ながら栽培を続け、年末か年始に子どもたちと一緒に収穫する予定だということです。


専門学校卒業生 手作りキッチンカーで元気と笑顔を

コロナ禍で思うように学校生活が送れない生徒たちに元気と笑顔を届けようと、高知市の専門学校でキッチンカーでのカレーの販売が行われました。販売したのは、専門学校の卒業生です。

高知市の武井宏樹さん。龍馬学園 国際デザイン・ビューティカレッジの卒業生です。建築や設計を学んだ武井さんは、その知識と技術を生かしてキッチンカーを手作りし、スパイスカレーの移動販売を今年6月に始めました。

「キッチンカーだといろいろな場所に行けて、車自体も宣伝になると思って。より多くの人に知ってもらって食べてもらえるよう、キッチンカーでのカレー販売を始めました。」(武井宏樹さん)

月に12日ほど、主に高知市で移動販売を行っている武井さんは、月に1回、母校に出向いています。5度目の販売となった今回も、授業が終わるとすぐ、キッチンカーに生徒たちの列ができました。

「2回ほど買ったことがある。おいしかったです。」(生徒)

「いつも買いに来てくれる生徒もいるので、買ったあとの笑顔や容器をのぞく姿が嬉しい。」(武井さん)

武井さんが販売するのは、トマトチキンやバターチキンなど、3種類のカレー。子どもからお年寄りまで幅広い世代の人たちが食べられる「辛くないスパイスカレー」で「チルカレー」という名前で販売しています。「チル」は英語で、「落ち着く」「くつろぐ」という意味があります。

「僕もカレーを作っている間は、嫌なことがあっても無心になれる。カレーを食べる人も、『おいしいね』とか『こんな味なんだ』とか…その時間が、嫌な状況を忘れさせてくれると思い、チルカレーという名前を付けてやっています。」(武井さん)

コロナ禍で思うように授業が受けられず、気持ちが沈みがちになる中、先輩が作るカレーは、生徒たちの楽しみの一つであり、元気の源でもあります。

「辛いのは苦手なんですけど、辛さがマイルドなうえにトマトの甘味がおいしい。コロナ禍で外食する機会が少なくなっているので、来てくれることはすごくうれしい。」
「おいしい。温かいのでほっとする。笑顔が出る。午後の授業も頑張れます。」(生徒)

今後は徐々に移動販売の範囲を広げたいと話す武井さん。多くの人たちに、ほっとするひと時を提供します。


東京パラで国歌斉唱 全盲のシンガーソングライター高知へ

9月5日、東京パラリンピックが閉幕しました。高知県勢では3選手が出場し、2つの銅メダルを獲得するなど、活躍しましたよね。その開会式で国歌を斉唱したのが、全盲のシンガーソングライター・佐藤ひらりさんです。10月17日、佐藤さんのコンサートが高知で開かれます。歌には感謝の気持ちが込められています。

「あの時はかなり緊張していたんですが、ちゃんと日本の歌を大切にまっすぐに、ありがとうの思いをこめて歌えたなと思います。」(佐藤ひらりさん)

8月24日に開幕した東京パラリンピック。その開会式で美しい歌声を響かせたのが新潟県出身の佐藤ひらりさんです。ひらりさんは視神経低形成のため、生まれつき全盲です。5歳の時にピアノにふれ音楽に目覚めました。9歳の時に初めてオリジナル曲「みらい」を作詞・作曲。これまで20曲以上の作詞と作曲を手がけ、さまざまな場面で披露してきました。

「目が見えないとわかった時から、母が私のまわりに音がでるものや童謡のCDを聞かせてくれていたので、音楽が染みついている。歌うことは身体の一部でもあるし歌うことは、ずっと目が見えなくていろんな人に助けてもらうばかりだった私がみなさんに『ありがとう』って言ってもらえる大切なものです。」(佐藤さん)

現在は武蔵野音楽大学作曲科の2年生です。ひらりさんは東京でパラリンピックが開催されることが決まってから、開会式で国歌を斉唱することを願ってきました。そして、2020年3月にオーディションをうけ、その座を勝ち取りました。

「スタジアムがとっても広いので、まず、歌の響き、残響がとても大きくて普段と違うなあと思って緊張しました。歌ったあとの反響というか、おめでとうというメッセージをたくさんの方からもらってその中でもただおめでとう、じゃなくて、夢がかなってよかったねってたくさんの方から言ってもらって、少し恩返しができたかなってとてもうれしいです。」(佐藤さん)

いまは、リモートと対面の授業で充実した学生生活を送っているというひらりさん。将来の夢は?

「今までは、全盲のシンガーソングライターということで注目してもらうことが多かったんですが、これからは私の歌を聞いて、この歌はすごい、感動した、そのあとで、これをつくった人は目が見えなかったんだって驚いてもらえるような日本のスティービー・ワンダーのような音楽家になりたいです。」(佐藤さん)

10月17日には初めての高知でのコンサートを控えています。

「初めての場所で、おいしい食べ物も楽しみですし、コロナ禍ではありますが、たくさんの人とふれあって、心をこめて歌を届けたいと思っています。」(佐藤さん)

佐藤ひらりさんの公演は10月17日(日)、高知市のラ・ヴィータで午後1時半から予定されています。当日は時代は変われど大切な「本当のこと」を話す講演家として支持される中村文昭さんの講演も行われます。入場料は中学生以上3500円で、佐藤ひらりさんのホームページから申し込みできます。


銀座の高級食パン店 高知市帯屋町にオープン

東京・銀座発祥の高級食パン専門店が高知市にオープンしました。食パンの激戦区といわれる高知に新たな風を吹かせることになるのでしょうか。

「ひろめ市場から帯屋町アーケードを少し東に入ったところ。『銀座に志かわ』がきょうオープンしました。さっそく人が訪れています。」(中元アナウンサー)

銀座に志かわは全国に100店舗以上を展開する銀座発祥の高級食パン専門店です。店では食パンを864円で販売。アルカリイオン水を使うことで、小麦粉やバターなど素材のうま味を引き出せるといいます。店舗は帯屋町のアーケード内にあり、6日朝はオープンと同時に、大勢の買い物客が食パンを買い求めていました。

「2本です。散歩をしていてテレビのコマーシャルでやっていたので来た。家内が食パン好き。」(買い物客)

9月26日からの一週間で5100の食パンの予約があったという銀座に志かわ。高級食パン専門店が多くあり「食パンの激戦区」といわれる高知に社長は新たなブランドを根付かせると意気込んでいます。

「オープンの一時間前からお客さんに並んでいただいて今も行列が続いていて、高知のみなさんに出店を待っていただいたと手ごたえを感じている。たくさんの方に食べていただいて、高級食パンといえば銀座に志かわと言われるように高知の街に銀座ブランドを定着させたい。」(銀座に志かわ髙橋仁志社長)

銀座に志かわは毎日、食パンが売り切れ次第営業終了となり、予約は電話やインターネットで受け付けているということです。


衆院選10月投開票へ 高知県内の市町村選管 急ピッチで対応に追われる

10月31日投開票の日程が示された衆議院議員選挙。当初、11月と見られていましたが、日程が早まったことを受け、各自治体の選挙管理委員会は急ピッチで対応に追われています。

岸田総理は4日、10月31日に衆議院議員選挙の投開票を行うと表明しました。岸田内閣発足前、「総選挙は11月」が有力視されていたことから、予想より早まった形です。高知市選挙管理委員会でも11月を想定し準備を進めていたため、職員が急ピッチで対応に追われています。特に2週間後には期日前投票が始まることから、延べ700人ほどの選挙事務スタッフの確保や、商業施設も含めた場所の調整が急がれるということです。また、開票作業を行う場所についても調整が進められています。

岸田総理は10月14日に衆議院を解散し、19日に衆議院選挙が公示される予定です。