KUTVニュース

高知県四万十市の児童が米粉菓子を販売

環境に優しい農法で栽培した米を使った菓子を高知県四万十市の小学生が考案しました。児童はきょう量販店で、出来上がった菓子を販売しました。

四万十市の具同小学校の5年生が考案したのは、自分達が育てた米の米粉を加工した「かりんとう」です。

「新味で~す。かりんとう、美味しいですよ。3つで1000円で~す。」(売り場の児童)

米にはこだわりがあります。四万十市が「しまんと100年。40010日プロジェクト」と名づけて取り組む“川に濁り水を出さない環境に優しい農法”を取り入れ、児童達が総合学習の一環で栽培しました。この農法では県やJAが定めた基準に添って、農薬の種類や使用量を制限します。児童達はプレーン味とさつまいも味の「米粉かりんとう」を感染防止対策をとりながら店内3か所の売り場で販売しました。

「面白いね、かわいいわ。頑張ってやりゆうけんねえ、買うちゃらんと、と思って…。」(男性)

「美味しく食べてもらって喜んでくれたらうれしいです。」(児童)

児童達は午前と午後合わせて2時間、販売を行い、用意された1000袋のうち880袋が売れました。


須崎特産の魚 もっと味わって!

高知県須崎市特産の魚をもっと大勢の人に味わってもらおうと、店頭での試食販売会が初めて須崎市の道の駅で行われました。

試食販売会が行われたのは「道の駅かわうその里すさき」です。須崎市の野見湾で養殖された魚は新型コロナの影響で一時、行き場を失いました。この魚を去年5月から須崎勘八・須崎舞鯛・須崎鰤として特産品販売サイト=高知かわうそ市場で販売したところ、全国から注文が殺到。今や8億円以上売り上げる 人気商品となっています。これまでは、サイトだけでの販売でしたが、須崎自慢の魚の美味しさをさらに大勢の人に知ってもらいたいと、試食も合わせて期間限定で先月17日から店頭販売を始めました。

農林水産省からの補助もあり、価格は40%から50%ほど安く購入することができ、1週間ほどで自宅に届けられます。きょうは須崎市のマスコットキャラクターしんじょうくんも店頭に立ち、訪れた人たちに自慢の魚をアピールしていました。

「歯ごたえが良かったです。さすが須崎だなと思いました」(味わった人)

「勘八に関しては個人的に日本で一番おいしいとおもいますし、鯛も非常に甘みがあっておいしいです。ちょっとお手軽な値段まで出させていただいているので、コロナ対策を万全にいらしていただけたらなと思います。」(株式会社パンクチュアル 守時健 代表取締役)

道の駅での店頭販売は今月7日まで行われます。魚はインターネットの特産品販売サイト高知かわうそ市場で購入できます。


「つなぐ、つながる」避難所の食を考える

東日本大震災からまもなく10年。からふるでは、「つなぐ、つながる」と題し、この10年の被災地の移り変わりと、県内の防災についてシリーズでお伝えしています。続いては避難所での食生活について学ぶ学生たちの取り組みです。突然やってくる災害、愛する家族を失った悲しみにくれているかもしれません。そのような状況の中で生きていくためにつなぐ「食」について考えます。

2011年3月。岩手県大槌町の避難所には、炊き出しをする女性たちの姿がありました。

「家族の遺体があがりましたけどみんな同じですからね。泣いてばかりもいられないのでがんばってます」

突然の被災。家族を亡くした悲しみに暮れる中、生きていくために、人々は食をつないでいました。

震災から3か月後、あるチームが被災地に入ります。「日本栄養士会災害支援チーム」=通称「JDAーDAT」。東日本大震災を機に発足し、被災者の栄養管理や食生活を支援する専門チームです。高知県立大学健康栄養学部の講師、島田郁子さんも、メンバーの一員として岩手県に入りました。被災者が避難所から仮設住宅に移り始めた時期でしたが、流通は道路の寸断で滞ったまま。弁当の支給や炊き出しをしている状態だったといいます。
 
「自分が選べないお弁当を毎日食べるのは栄養的にも、疾患を抱えている人にも難しいものがある。食事のコントロールが難しいと感じた。」(県立大学 島田郁子講師)

健康状態を聞き取り、限られた食材で炊き出しをする中、命をつなぐための食の重要性を痛感したといいます。

「生活がぶちっと切れてしまうような状態の時でも私たちは食べていかないといけないし、飲み物も飲まないといけない。管理栄養士になっていれば自分がなにを用意すべきなのか、アドバイスすべきことは何なのか、そういったことを考えるきっかけにしてほしくて実習をしている」(島田講師)

島田さんはいま、管理栄養士を目指す学生たちに災害時の食について考える授業を行っています。この日は3年生4人が、配慮が必要な人を対象にした食事づくりに挑戦しました。食材は家庭に常備されていそうな缶詰めや乾物です。

こちらの学生が挑戦したのは離乳食です。生後9~11か月の子どもを対象にしました。

「実際に子どもがいる人で被災した場合に離乳食ってどうするんだろうという不安があると思うので作ってみることで考えたいと思った。」(島村千香子さん)

1食づつポリ袋に入れ、ひとつの鍋で加熱することで同時に複数の調理ができる「パッククッキング」を使い、朝・昼・夜の3食、1日分の献立を作りました。まだ噛む力が弱い子どもでも食べられるよう、食材を柔らかくすることに気を配り、ご飯は全粥に。パスタに入れるグリンピースは、薄皮を取って食べやすくしました。

「水をたくさん使えないだろうなと考えてパッククッキング、1つで収まるもので考えた方が実際に応用しやすいと思った。」(島村千香子さん)

一方、こちらの学生が作っているのは…

「いまはファラフェルに衣を付けています。菜食(ベジタリアン)の人と、アレルギー対応にもなっています」(隈本由夏さん)

中東の料理「ファラフェル」。缶詰のひよこ豆を使用し、カレー粉で味を付けました。缶詰のトマトと、常温で保存できるミックスビーンズを使ったトマトソースソースパスタと合わせて、ベジタリアンや、小麦、卵のアレルギーがある人でも安心して食べられる一品です。

「気を付けたことはなるべくタンパク質と、災害時は便秘になりやすいので食物繊維をしっかり取れるように。緊張状態が続くとご飯が食べられなくなっちゃうのでそうならないようにおいしいごはんを作れたらなって思います。」(隈本由夏さん)

ほかにも、妊婦さんを対象にビタミンBやミネラルを補うため、サバの缶詰と麦を使った献立や、腎臓病の人を対象に高野豆腐と春雨を使い、食塩やタンパク質を減らしたメニューが完成しました。

4人でおよそ1時間かけて作った避難所での食事。それぞれ課題もありました。

「油が多すぎるので洗い物が大変かなと思う」

「たとえばこれを平たく小判状にすると割と早く火が通り早く仕上がる。早くできるということはエネルギーを節約できる」

「途中でお湯が沸いてまわりに飛び散ったので小さい子どもが周りにいたら危ないので火加減を調節しないといけないと思いました」

「安全性を気を付けてもらえたら」

「食は命をつなぐもの」。そう話す島田さんは、学生たちに、被災地での経験を伝え続けています。

「食べ物を考えて提供できる力は栄養士、管理栄養士とっても大事。お手伝いできる存在でありたいし心と体をつなぐ非常に重要なものが食事だと思う。」(島田講師)

「普段からそれぞれの患者さんに対応できる献立を考えていける管理栄養士になりたい」(西村麻矢さん)

「日本に住んでいる以上、災害は必ず付きまとうと思う。幼稚園にしても子どもたちのアレルギーに対応したり、病院であればいろんな患者さんがいるので、常日頃からもしものことを考えて対応していける管理栄養士になれたら。」(青木香織さん)


新型コロナ 新たに9人の感染確認 高齢者施設でクラスター

新型コロナをめぐり、高知県内で新たに9人の感染が確認されました。このうち8人はすでに感染が確認されている患者が利用していた高知市の高齢者施設の利用者や職員で、県はクラスターが発生したとみています。

新たに感染が確認されたのは高知市の30代から90代までの男女8人と、中央東福祉保健所管内の70代男性のあわせて9人で、いずれも軽症だということです。このうち高知市の8人は、すでに感染が確認されている患者が利用していた高齢者施設のデイサービスの利用者6人と職員2人です。接触者、または濃厚接触者としてPCR検査をした結果、陽性と判明しました。この施設では、これまでに10人の感染を確認。県はクラスターが発生したとみています。施設ではこれまでに30人が検査を受け、ほかの22人は陰性が確認されています。また、中央東福祉保健所管内の70代男性は今月2日に発熱し、PCR検査をしたところ陽性と判明しました。感染経路は分かっていません。

県はきょうまでの1週間の感染確認が12人となったことから、今月1日に「感染観察」に引き下げた対応の目安を「注意」に引き上げました。県は、引き続き会食は可能な限り少人数、短時間にすることや、手洗い・マスクの着用など、感染防止対策を徹底するよう呼び掛けています。


高知県内の全日制公立高校で入試始まる

高知県内の公立高校で入学試験が始まりました。全日制の志願率は0.72倍となっていて、受験生は入学を希望する学校で試験に臨んでいます。

県内の全日制公立高校33校では、4日・5日の2日間、入学試験が行われています。このうち、来月新たに開校する高知国際高校では、マスクを着用した受験生が緊張感をもって試験に臨んでいました。新型コロナの感染拡大防止のため、教室に入る受験生の人数は例年の半分以下とし、換気も行われています。高知国際高校の志願率は普通科が1.08倍、グローバル科が0.76倍です。全日制公立高校全体の志願率は0.72倍で、もっとも倍率が高いのは高知工業高校建築科の1.43倍となっています。

合格発表は今月15日に行われます。