KUTVニュース

空と陸連携で水難救助訓練

海水浴場での水難事故を想定し、警察と消防がきのう、合同で救助訓練を行いました。訓練にはヘリコプターも出動し、急きょ小学生たちが見学する姿も見られました。

救助訓練は10日、高知県香南市の海水浴場=ヤ・シィパークで行われ、南国警察署と県警航空隊、香南市消防本部からおよそ50人が参加しました。

ヤ・シィパークでは去年8月、海水浴をしていたとみられる60代の男性が亡くなる事故が起きています。大切な命を守るため、全員が連携していかに迅速に救助できるかが訓練のポイントです。

訓練は、「海水浴をしていた男性が離岸流に流された」という想定で行われました。ヤ・シィパークの上空に飛来した県警のヘリコプター「くろしお」が、ホバリングしながら流された人を探します。陸からは消防隊員が救助に向かい、空と陸、違う機関同士が連携しながら迅速に救助します。

訓練を終えた県警のヘリがヤ・シィパークに着陸すると、地元の夜須小学校の3・4年生が見学に訪れました。社会科の授業で警察と消防の仕事について学んでいて、県警航空隊の計らいで、急きょ、訓練を見学することになりました。

機内に乗せてもらったり間近で機体を見学したりした児童達。貴重な体験ができたようです。

「どれくらいの高さまで飛べる?」(小学生)
「高さは…だいだい6000mくらい。富士山より少し高いくらいまで飛んでいけます」(航空隊長)

その後、訓練が再開されました。県警航空隊から消防隊員が説明を受け、ヘリコプターの設備や運用方法などについて情報を共有します。

「ここにレールが2本あって、ここに沿って担架が入る。その担架を外に出して、ストレッチャーから(搬送者を)積み替えてそれを皆さんでここ(ヘリ)に入れてもらうことになります」

また、ボートだけを使って流された人を救助する訓練も行われました。南国警察署管内では、海水浴場や広い河川敷、登山スポットなど年間を通して屋外のレジャーを楽しめる場所が多く、こうした訓練での連携強化が重要となります。

「警察と消防、県警の航空隊、それぞれが違う部署になる。それらが連携して適正かつ迅速に的確に対応できる、これの連携を取ることが最大の目的。そういった意味で十分 意義のある訓練だったと思います」

警察と消防は今後も、こうした関係機関同士での訓練を継続し、引き続き連携を強めていく方針です。


留学生が高知の6次産業を体験

高知市の専門学校で日本語を学ぶ留学生らが越知町のかんきつ農園を訪れ、旬のかんきつ「直七」を堪能しました。

越知町の岡林農園を訪れたのは、龍馬学園国際デザイン・ビューティカレッジの日本語学科に通う留学生18人です。岡林農園では文旦やゆずなど4種類のかんきつを生産していて、ジュースやジャム、ゼリーなどおよそ50の加工品を作り、国内・海外に販売しています。留学生たちに生産・加工から販売までを行ういわゆる6次産業について学んでもらおうと今回初めて招きました。

きょうは天気が悪く、収穫作業の体験は出来ませんでしたが、留学生たちは無農薬で栽培した旬のかんきつ「直七」の果汁しぼりを体験。地下水で水洗いした後1つ1つ搾汁していきます。初めての体験に少し苦戦しながらも丁寧に絞っていました。まろやかな酸味とすっきりとした後口が特徴の直七の果汁をまずそのまま味わいます。

「おいしい、酸っぱい。私大好き」(ネパールからの留学生)

「おいしいよ。ちょっと酸っぱい、でも酸っぱい味が好きです」(中国からの留学生)

かなり好評のようです。このあと留学生たちは砂糖やはちみつを加えて味わっていました。

「今ハチミツ入れた。甘かった。美味しかったです」(ベトナムからの留学生)

留学生のうち半数以上はネパール出身で、母国で家族が農業を営んでいるということで、農園の代表はきょうの体験を将来に生かしてほしいと話します。

「発展途上国だと先進国のように設備がないから何もないからとあきらめて外にでてしまうことが多いが、手作業でもできる、6次化の体験をしてもらった」(岡林農園 岡林富士男代表)

龍馬学園の留学生たちは月に1度ほど日本の文化を学ぶため課外活動を行っていて、来月18日にはオーテピアで開かれる国際交流イベント「国際ふれあい広場」で母国の文化などについて発表するということです。


新型コロナ 高知市で新たに3人感染確認

高知県内ではきょう、新たに3人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。いずれも県内ですでに感染が確認されている人の接触者で、3回目のPCR検査での陽性確認だということです。

新たに感染が確認されたのは、高知市の30代男性会社員と10歳未満の未就学児の娘です。2人は今月4日に感染が確認された高知市の30代女性の家族で、父親の男性にきのう38.9℃の発熱があったことからPCR検査を受け、2人ともきょう陽性が確認されました。症状は軽症もしくは無症状で、現在高知医療センターに入院しています。

また、高知市の障がい者支援施設「あじさい園」の男性職員1人の感染も確認されています。男性はきのう38℃の発熱があり、きょうPCR検査を受け陽性が確認されました。症状は軽症で現在は入院協力医療機関に入院しています。

きょう感染が確認された3人とも3回目のPCR検査での陽性確認となっています。


衛星開発で宇宙を目指す高専生

高知高専の学生たちが中心となって人工衛星の開発計画が進められています。この計画が文部科学省の「宇宙航空人材育成プロジェクト」に選ばれ、打ち上げに向けた準備を進めています。

人工衛星を開発しているのは、高知高専の文化クラブ「宇宙科学研究部」の「人工衛星開発チーム」です。高知高専の学生が中心となり、全国10校の高専が連携した超小型衛星の打ち上げ計画が、文科省の宇宙開発に携わる人材を育てる「宇宙航空人材育成プロジェクト」に選ばれ、メンバーが衛星の開発を進めています。プロジェクトで開発される超小型人工衛星「KOSENー1」は、木星の電波を受信することで、将来的なエネルギー技術の発展に役立つ可能性があるもので、国立高専衛星としての打ち上げは初めてとなります。4年生1人と2年生3人で構成されたチーム。メンバーがクラブに入った理由は様々ですが、中でも最年少の坂本蓮人さんは、小学生の時にJAXAの教授の講演を聞き、宇宙に興味を持ったと話します。

「僕自身結構こういう宇宙の分野に興味があって、将来の夢がJAXAとかに関わってこういう人工衛星の開発に携われたらいいなというのがあったんですけど、まさか学生の内からこういうプロジェクトに関われて、関わった衛星が本当に飛ぶことが半分信じられないというかうれしいというかどっちかというとわくわくな気持ちが勝っている状態ですね」(坂本蓮人さん)

「KOSENー1」は来年、打ち上げられる予定です。


高知県黒潮町で記録的大雨 土砂災害に警戒

前線や湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定になり、高知県内では局地的に猛烈な雨が降りました。黒潮町ではけさ1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったと見られ、記録的短時間大雨情報が発表されました。

黒潮町では6地区に避難指示が出されています。気象台はあす明け方にかけて土砂災害や低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに河川の増水などに警戒するよう呼びかけています。

前線や湿った空気の影響で県内では大気の状態が非常に不安定となっていて、けさから局地的に雷を伴った猛烈な雨が降っています。

黒潮町ではレーダーによる解析で午前8時までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったと見られ、記録的短時間大雨情報が発表されました。

また四万十町窪川では午後2時前までの1時間に81.5ミリの猛烈な雨、13時51分安芸で午後3時前までの1時間に9月の観測史上最大となる72ミリ、14時50分高知で午後0時40分ごろまでの1時間に52ミリの12時39分非常に激しい雨を観測しました。四万十町と黒潮町には5段階の大雨警戒レベルのうち上から2つ目に相当する土砂災害警戒情報が発表されています。黒潮町では土砂災害の危険性が高まっているとして町内の不破原、伊与喜、熊井、藤縄、上分、坂折地区に避難指示が、15地区に避難勧告が出ています。特に佐賀北部地域では付近を流れる伊与木川が増水し、土砂災害や河川の氾濫への厳重な警戒が必要です。

高知市仁井田の木材団地では非常に激しい雨の影響で道路が冠水し、通行する車が水しぶきを上げながらゆっくりとしたスピードで進んでいました。

交通機関への影響です。JR四国では大雨のため午前9時ごろから須崎-窪川間で運転を見合わせています。

土佐くろしお鉄道は窪川-中村間のすべての列車の休止を決めました。ごめん・なはり線は一時全線で運転を見合わせましたが、午後5時すぎに運転を再開しました。

現在、大雨警報が宿毛市、四万十市、中土佐町、四万十町、大月町、黒潮町に洪水警報が宿毛市、四万十市、中土佐町、四万十町、大月町、三原村、黒潮町に発表されています。きょう予想される1時間雨量は多いところで全域で70ミリ、あす午後6時までの24時間雨量は全域で200ミリと予想されています。

気象台は土砂災害・低い土地の浸水に厳重に警戒すると共に河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。