サックスプレーヤー・寺本英彦さんの
プロ60周年記念リサイタルの司会をさせていただきました。
寺本さんは、数々の有名歌手のバックバンドで伴奏を務めたほか、
北島三郎さんの元バンドマネージャーでもあるんです!
縁あって、30年ほど前に高知に移住され、
現在は、医療関係施設などで演奏しています。
私が子どものころから歌っていたこともあって、
寺本さんとは、歌をきっかけに、20年以上前に出会いました。
御年83歳!見えませんよね!!お若い!!!
ステージは、北島三郎さんの「北の漁場」や、昭和歌謡、ジャズ、
映画音楽など、多彩なプログラムで、会場は懐かしい雰囲気が漂い、
まさに、「魅惑のテナーサックス」でした♪
そして、寺本さんに、
「久しぶりに歌聞かせてよ」とお声がけいただいたので、
私と同じ年に誕生し、大ヒットとなった名曲「for you・・・」を
歌わせていただきました。(←これが前回のブログの理由です)
今回、司会の依頼をいただき、前日まで緊張していたのですが、
寺本さんはもちろん、ご家族や、音響の方、照明の方など、
皆さんが一体となって、「素敵なものにしよう」
というのが伝わってきて、すごく感動し、
この人生の大切な節目に、私も関わらせていただけたこと、
本当にありがたく、感謝してもしきれません。
そして、満員御礼。
お客さんの中にも知っている方がいて、
初めましての方もたくさん声をかけていただき、
この日は、コロナ禍で人となかなか会えなかった
ストレスみたいなものが一気に吹き飛んだ一日でした。
私は歌手になりたくてなれなかった人間ですが、
歌をやってて良かった、高知にいて良かった、アナウンサーで良かった、
と、改めて思ったことでした。
そして、「何かを続けることの意味」。
どんなことがあっても、サックスを続けてこられた寺本さんの姿を見て、
考えさせられました。
歌がつないでくれた宝物、これからもずっと大切にしていきます。