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球児たちの夏 高知西・高知国際

夏の高校野球高知大会は、去年、新型コロナの感染拡大を受け中止となり、独自大会が開かれました。2年ぶりの開催となる今年は夏の甲子園出場を目指し、球児たちが日々練習に励んでいます。

「大きな声」がチームのモットーとなっている高知西・高知国際連合チーム。19人の部員が所属しています。

高知国際は、高知西と高知南が統合して誕生。今年4月に開校し、一期生が入学しました。

高知西の2・3年生と高知国際の1年生がタッグを組み、連合チームとして初めて出場します。

シャープなバッティングと50メートル6秒2の俊足が持ち味のキャプテンを務める森柊二選手は、連合チームならではのメリットを感じています。

「自分たちよりも1年生が元気があるのでムードメーカーのような存在で助かっている。1年生がいるからこそ自分たちも頑張らないととなりますし、自分が引っ張っていかないとと思えるのでいい刺激をもらっています。」(高知西3年 森柊二主将)

チームは平日、およそ2時間半の練習を行いますが、今年は1時間程度しか行えない期間もあり、予定していた練習試合もほとんどが中止となりました。

実戦の機会が減った選手たち。紅白試合を行うことで、試合勘を取り戻します。

高知国際の選手も1年生ながら積極的にチームを鼓舞します。

「部活ができないときもあったんですけど、(3年生にとっては)最後の大会なので今までの全力を尽くしてみんな楽しんで頑張ってほしい。」(高知西3年 岡﨑凜マネージャー)

チームを支えるのは高知西・高知国際両校の5人のマネージャー。選手たちに水や食べ物を配るといった本来の仕事ができず、サポートの仕方に悩んだといいます。

「コロナ禍じゃなければいろんな種類のおにぎりを作って、部活が終わったらみんなが走ってとりにきてたんですが、今はそれがないし、おにぎりを作る楽しみもなくなってさみしい。マネージャーは試合の様子を動画を撮影するなど、できる範囲で役目を果たします。」(高知西3年 岡﨑凜マネージャー)

「コロナ禍でできないことが増えているので精神面で選手たちを支えたい。落ち込んでいる選手がいたら声をかけていきたい。」(高知国際1年 田村奈桜マネージャー)

人一倍、大きな声でチームを盛り上げるのは2年生の大前幸樹選手。練習量は「大前が一番」といわれるほどストイックな選手です。

「他の高校よりも人数が少なくて、自分で何で貢献できるか考えたとき、声を出したり一生懸命な姿を見せたりするのが大事だと思ったので、声を誰よりも出すようにしています。」(高知西2年 大前幸樹選手)

大前選手は中学時代に貯金して買ったグローブを今も大切に使っています。

「母親を助けるために新聞配達を朝していました。(Q.グローブは)今は家にある、試合のときに使います。」(高知西2年 大前幸樹選手)

高知西と高知国際連合チーム。試合では選手たちの個性を生かし、大会上位に名乗りをあげると意気込みます。

「自分たちはベスト4を掲げて練習に取り組んできたのでベスト4以上を目標にして頑張りたいと思います。去年、甲子園がかかった大会に出場できていない先輩の思いを背負って最期まで全力で楽しみたい。」(高知西3年 森柊二キャプテン)