KUTVニュース

線状降水帯に関する情報 重要性とは

気象庁はきょう未明、沖縄本島地方に線状降水帯の発生による気象情報を初めて発表しました。今後、高知でも発表される可能性があるこの情報について、高知地方気象台に聞きました。

きょう、沖縄では激しい雨が降り、土砂崩れなども発生しています。気象庁はきょう午前2時50分ごろ、線状降水帯の発生による「顕著な大雨に関する情報」を、沖縄本島地方に発表。情報の運用開始後、全国で初めての発表となりました。

「線状降水帯発生情報発表の基準は雨量、形の災害の危険度を示す指数があり、それに沖縄は該当した。」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)

線状降水帯は、発達した積乱雲が直線状に並び、長時間、雨を降らせる現象で、近年、災害をもたらす大雨の要因のひとつとなっています。過去、高知でもこの基準に該当するような大雨がありました。

2018年の西日本豪雨。このときは複数回、線状降水帯が発生。県内を襲った記録的豪雨は各地に大きな爪あとを残しました。2019年の台風18号。線状降水帯が発生し大雨に。高知市中心部を流れる鏡川が増水し、車が水に浸かる被害が出ました。気象台によりますと、高知県を含む太平洋側の地域は線状降水帯が発生しやすいということです。

「高知県の場合は、県内どこで発生してもおかしくないような状況。夏場の気温が高い時期は南から暖かく湿った空気が流れこむため多いと考えるが、10月11月まではいつなってもおかしくないような状況。」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)

今後、県内でも、発表される可能性がある、「線状降水帯発生情報」。大雨警戒レベルとは紐づいていませんが、発表されるのはすでに危険が迫っているタイミングだといいます。

「情報が発表された時には土砂災害警戒情報や洪水警報が発表されているはずなので、かなり危険な状態が迫っている。これが出る前の警報の段階でできるだけ避難していただく」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)

気象庁は「顕著な大雨に関する情報」としていますが、JNNでは、意味が明確に伝わるよう「線状降水帯発生情報」と言い換えてお伝えしています。