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高知県内ワクチン接種進む 課題も

高知県内で行われている高齢者を対象にした新型コロナのワクチン接種は、7月末までに完了する見通しです。各市町村ではワクチン接種が進む中で、様々な課題も出てきています。

県内では、ワクチン接種を希望する65歳以上の高齢者への接種が、7月末までに完了する見通しです。各市町村に取材したところ、仁淀川町と三原村では、今月末までに終わる予定です。今後は優先接種の対象となる基礎疾患がある人や64歳以下の人たちへの接種が進められます。

高知市では60歳から64歳までの人たちおよそ2万人に来月1日、接種券を発送し、届き次第、インターネットとコールセンターでの予約が可能となります。来月中旬には50歳から59歳までの人たちに接種券を発送する予定だということです。12歳以上で基礎疾患などがある人については、来週の月曜日=28日からインターネットと郵送で接種券を発行するための申し込みの受け付けを始めるということです。

ワクチン接種が着々と進む中、各市町村では様々な課題も出てきています。高齢者接種では体調不良などの理由で、急なキャンセルが出た場合、ワクチンを無駄にしないため、希望者のキャンセル待ちで対応しています。しかし今後、働く世代が接種の対象となり、スケジュールをどう合わせていくのか、また、キャンセル待ちの希望者が少ない場合、ワクチン廃棄の可能性も出ることが懸念されるといいます。

さらに、ファイザー社製のワクチンは、1瓶につき6人分となっていることから、三原村では村内の12歳以上の小学生の人数と合わず、廃棄の可能性があるとして、現時点では小学生の接種をしないことにしています。

県内で進められているワクチン接種の現状について、県感染症対策協議会の吉川清志会長は、「最近は接種のスピードが少し落ちている」と話します。

「小さい自治体は上手く取り組んで自治体の中で接種を進めている。人口が多い高知市なんかは色んな問題が起こるので複合して接種しているけれども、そんなに早くは進んでいない、と僕は捉えている。」(県感染症対策協議会 吉川清志 会長)

これから始まる職場接種については…

「高知県は大きな企業がないので職域接種が進むケースは一部に限られるが、そういう方々は感染リスクが高いわけだからワクチンを打てる人はぜひ(接種を)受けてほしい」(県感染症対策協議会 吉川清志 会長)

その上で、吉川会長は「ワクチン接種が終わるまで我慢が必要だ」と話します。

「『いつまで我慢しなければいけないのか』というとワクチン接種が終わるまで。今年いっぱいくらいまで。『ひょっとしたら今年度中』と思っていたが早まっていると思う。県で最初に患者が確認されてから1年4か月になるが、そしたら、あと4か月、6か月、待てないことはない。今頑張って待って、重大な感染者の集団が発生しないように1人1人がリスクのある行動をとらないようにして頂きたい」(県感染症対策協議会 吉川清志 会長)