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地検支部に放火の罪 97歳被告 起訴内容を否認

去年8月、高知地方検察庁中村支部の建物に放火した罪に問われている97歳の男の裁判員裁判が始まりました。きょうの初公判で男は起訴内容を否認しました。

現住建造物等放火未遂の罪に問われているのは、土佐清水市津呂の岡田高重被告(97)です。起訴内容によりますと岡田被告は去年8月、四万十市の高知地検中村支部の庁舎を燃やそうとトイレの中で放火しましたが、便座や壁などを焼損させるにとどまったとして、現住建造物等放火未遂の罪に問われています。きょうの初公判で岡田被告は、裁判長から「起訴内容について違っている点はありますか」と聞かれ、「全てです」と否認しました。このため公判では、「建物の一部であるトイレ個室の木製ドアを被告が故意に燃やしたかどうか」が争点となりました。検察官は、「被告は犯行時、便器の中に燃料が入った容器とオイル缶を置き、ライターで火を点けた」と指摘した上で、「便器とドアの距離が近く、火を点けた時にドアが燃えると認識していた」と主張。一方で弁護人は、「犯行は思いつきで、被告は持ち込んだ燃料をトイレのなかで燃やして処分しようとした。火がドアに燃え移る危険性は認識していなかった」と反論しています。

公判は、あすも開かれます。