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営業時短要請終了 人まばら 飲食店からは“期待”と“不安”

高知県が求めていた飲食店に対する営業時間の短縮要請が解除されて初めての夜となったきのう、繁華街では期待と不安の声が聞かれました。

県は、5月26日からおとといまで、高知市の飲食店に営業時間を午後8時までに短縮するよう要請していました。

「居酒屋へ行きます。いつでも飲めるなと思って仕事終わりにすぐ行かないとしまっているので、ゆっくりできるなといううれしさはあります。」

要請が終わって初めての夜となったきのう、多くの飲食店は通常営業に。こちら、1953年創業の「土佐っ子」では要請の期間中、売り上げは通常の半分に落ち込んだといいます。

「夜の人出は一層少なくなっていた。新型コロナに対する意識が変わった、危機感が増した印象を受けた。不安は皆さんが外食しない生活に慣れてしまっているのではないかというところ。ワクチンの普及にともなって今後状況はいい方向に変わっていくのではないかと予想している。夏以降、年末の盛り返しに期待している。」(若女将 島井貴久子さん)

一方、こちらのカラオケバー「キントンウン」は、期間中、通常営業をしました。「生活のため」という選択でした。

「私はあすのお金がない貯えが全くない、あすの生活に困るから何週間か先、何か月か先の協力金を待てない。(通常の)営業に踏み切るしか生活のためになかった。(しかし時短期間中の)客も売り上げも8割か9割減だった。きょうの夜は私も楽しみにしている。きょうから以前のように街が元気になってくれたらうれしい。今夜の街に期待している。」(石元啓晴マスター)

こうした期待とはうらはらに、午後8時を過ぎても、人の姿はほとんどありませんでした。

「時短は仕方のないことなのかと思う気持ちが大半。ただ、さみしい気持ちの方が大きい。早く(コロナ禍が)明けることを祈ってます。」(大阪から出張)

営業時間の短縮要請は終了しましたが、県内では依然として感染確認が続いていて、病床の占有率も踏まえ、県は「特別警戒」を維持しています。会食についても「4人以下2時間以内で」と呼びかけていて繁華街にこれまでの人出が戻るにはまだ時間がかかりそうです。