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パラリンピックカヌー代表 小松沙季選手 意気込み語る

高知県四万十市出身で東京パラリンピックカヌー代表に内定した小松沙季選手。石川県で合宿中だった小松選手が「からふる」の取材に応じ、パラリンピックへの意気込みを語ってくれました。

東京パラリンピックカヌー代表に内定している四万十市出身の26歳小松沙季選手。

(Q.今合宿真っ最中ですよね。状況は?)
「今は自分に合ったフォームを探している。色んなメーカーの船を試しながら」(小松沙季選手)

小松選手はもともと、小学2年生の時にバレーボールを始め、高知中央高校時代は2年連続で全日本バレーボール高校選手権大会に出場。大学卒業後は静岡のクラブチームに所属しました。現役を退いた後、大阪でバレーボールのコーチをしながら生活していたおととし6月。朝起きると両足がまひし、両腕にも軽いまひの症状が表れました。その後1年間、入院しながらのリハビリ生活を余儀なくされました。

「予想していなかった。でももともと落ち込んでいたわけじゃなく常に前向き。いつか良くなると思っている。障がいのある今の期間はチャレンジしたい。」(小松沙季選手)

退院してからは何もできない自分にうずうずし、「何かに挑戦したい」と考えていた小松選手。パラリンピック関係者から誘われたのをきっかけにカヌーを始めました。今年2月半ばにプールで初めてカヌーに乗り、3月からは香川で本格的な練習を始めました。

「初めて乗ったときはまっすぐ進む気がしなかった。よく耐えたと思う。全くわからないところから始めて教えてもらいながら復習と予習を繰り返して取り組んだ。久々にやりきった。」(小松沙季選手)

迎えた5月。ハンガリーで行われたワールドカップで5位に入り、パラリンピックの代表に内定しました。競技を本格的に始めてわずか2か月のことでした。

「素直にうれしいというより私でいいのかなという気持ちだった。これまでをどうこう思うよりこれからの3カ月で何ができるかと切り替えた。」(小松沙季選手)

(Q.その前向きな気持ちはどこから)
「バレーをやっているときから楽しいことばかりじゃなく辛いこともいっぱいあった。その経験から忍耐力が鍛えられた。だからまひが起きても落ち込むことなく明るくいられると思う。高校時代の恩師から言われた言葉『明元素』明るく元気に素直にがモットー。」(小松沙季選手)

(Q.応援してくれる人たちへのメッセージは)
「中途半端なことは嫌いなのでどうせやるなら一番。県内を盛り上げたい。何かに本気で取り組むことで障がいの有無に関わらず外に出てチャレンジできる環境が整えばと思って取り組んでいる。温かく見守って応援してくれたらうれしいです。」

東京パラリンピックは8月24日に開幕します。