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水害救助に機動力 特殊救助艇の普及に向けて

津波や河川の氾らんによる浸水時の、迅速な救助活動につなげようと、エアボートという救助艇の普及を目指す男性が高知市で試乗会を開きました。

大きな音を立てながら進んでいるのは、エアボートと呼ばれる船。災害救助用で、座席の後ろにあるプロペラの風力で進みます。水中に動力がないため、がれきなどがあっても進むことができます。

「水没した町のなかコンビニ袋が流れてきたり、がれきがながれてきたり、あるいは濁った水の中にガードレールが埋もれていたり、全く関係なく走れる」(佐々木甲さん)

こう話すのは、ボートを製造・販売している佐々木甲さん。宮城県仙台市の出身で、10年前の大震災をきっかけに救助用のボートをつくりはじめました。

「テレビで見た映像が気仙沼湾でがれきに挟まれた男性が助けてと言うのをスクリューの船だと助けに行けなかったという現実を見て(作り出した)」(佐々木甲さん)

佐々木さんは、自らこのボートに乗り、実際に救助活動を行っています。また、行政機関への普及にも力を入れていて、2017年には県警が、全国に先駆けて導入。きょうは高知市消防局も試乗しました。

「各都道府県に1台ずつあって、どこかで水害が起きれば周りから何艇もエアボートが来る、そうすれば一瞬で活動は終わる、そういうのが今の夢です。」(佐々木甲さん)