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「ダム酒」を町民が試飲 高知・土佐町

高知県土佐町の蔵元が造った日本酒を早明浦ダムの内部で1年間貯蔵した通称=「ダム酒」の試飲会が、このほど開かれました。参加者からは「より深みが増した」といった声が聞かれました。

土佐町の酒造会社土佐酒造は、和田守也町長の発案で、醸造した純米酒を早明浦ダムに貯蔵し提供しようと県内初の取り組みを行っています。ダムの内部は1年を通して気温が16度前後に保たれていて、日本酒を貯蔵する上で理想的な環境です。去年5月18日から700ミリリットル入りの純米酒600本が貯蔵され、先月21日、土佐酒造の松本社長と和田町長らがおよそ1年間眠らせたダム酒を試飲しました。

ダム酒は地元での販売やふるさと納税の返礼品としても活用される予定で、地域の産業振興に期待が寄せられています。

今月4日、ダム酒を提供する土佐町の宿泊施設=さめうら荘レイクサイドホテルが、町民を対象に試飲会を開きました。

「どんな感想を持たれるのか楽しみでワクワクする。地元の土佐町にこんな面白いものがあるんだと思ってくれたらありがたい。」(土佐酒造 松本宗己代表取締役インタ)

試飲会ではダム酒とともにホテルの料理長が腕によりをかけて作った土佐赤牛のローストビーフや西京焼き、あめごいくらなどの料理が提供され、参加者は料理との相性を確かめながらダム酒を堪能していました。

「辛口ですっきりしておいしい。飲みやすい。」
「深みがあっておいしい。ダムで貯蔵していた分、より深みがあると感じる。」
「まろやかで白ワインみたい。食事とも合う。ダムに地下があるのを知らなかったので町の再発見だと思う。」(参加者)

土佐酒造は将来、50年以上貯蔵したダム酒を飲んでほしいと夢を膨らませています。