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高知県奈半利町ふるさと納税贈収賄事件 「首謀者」両親 起訴内容認める

高知県奈半利町のふるさと納税をめぐる贈収賄事件について、新たな裁判が始まりました。「首謀者」とされる町の元職員らと共謀して賄賂を受け取った罪に問われている両親の初公判がきょう開かれ、2人は起訴内容を認めました。

賄賂を受け取った罪に問われているのは、奈半利町乙の無職柏木正雄被告(75)と妻の美津江被告(73)です。起訴内容によりますと、2人は息子である元奈半利町職員の柏木雄太被告らと共謀。ふるさと納税をめぐって、親族が経営していた精肉店に継続的に利益が出るよう便宜を図った見返りに、2016年3月ごろからおととし7月ごろにかけて親族からおよそ9200万円の賄賂を受け取った罪に問われています。

きょうの初公判で2人は「親族からお金を受け取りました」と起訴内容を認めました。検察官は冒頭陳述で、「被告らは親族の精肉店が継続的な売り上げをあげることに対する謝礼の趣旨であることを認識しながら、ほぼ毎月のように賄賂金を受け取り続けた」と経緯を説明。そのうえで、警察の捜査が始まってからは、「受け取った金は借金の返済や精肉店で働いた報酬ということにする」などと口裏を合わせ、請求書を廃棄するなど「証拠の隠滅を行った」と指摘しました。一方、弁護人は、「2人は犯行の首謀者ではなく責任の程度は限定的」として、執行猶予付きの判決が相当」と主張しました。

次回の裁判は来月1日で証人尋問などが行われる予定です。