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コロナ禍の高知県高校体育大会 あす開幕

県体・高知県高校体育大会があす開幕します。コロナ禍でこの1年練習も十分に出来ないまま迎える学校がほとんどです。高校3年生はどんな思いで高校生活最後の県体を迎えるのでしょうか。

高校スポーツの祭典県体・県高校体育大会はあす開幕。45校およそ5200人の選手が出場します。県内では一部の競技で新型コロナの感染集団=クラスターが発生。日程の変更を余儀なくされました。そして大会を安全に開催することを目的に、参加校の生徒、教員全員を対象にした検査も行われました。結果は参加選手全員が陰性。万全の感染防止対策を講じた上で、一部の競技を除きあす、あさっての2日間、高校生による熱い戦いが繰り広げられます。

高知商業の女子バスケットボール部です。部員は29人で、7人の高校3年生が最後の県体を迎えます。キャプテンはこの1年を振り返り、練習試合すらできなかったのでチームのモチベーションを維持するのに苦労したと話します。

「目標がないと練習を頑張れない。みんなが練習に頑張るのが大変でした。」(乾湖姫チームキャプテン)

チームを3年間裏方として支えてきたマネージャーは、最後まで3年生選手への気配りを忘れません。

「3年生のプレーヤーが心残りのないプレーができるようにベンチの整理整頓、声がけを積極的にして精神的に落ち込むことがないようにしたい」(仲田有沙マネージャー)

高知商業女子バスケットボール部は1957年の創部で、県体では過去に4回優勝しています。今年のチームは体格的にも恵まれ、12年ぶりの県体優勝に期待がかかります。

「最後の県体でお母さん、お父さんにも見てほしかったけど無観客なので自分たちが一番満足できる結果とか内容とかになればいいかなと思います」(乾チームキャプテン)

チームを率いて3年目の岸田監督は今の3年生が1年生の時から一緒になってチームを作り上げてきました。

「悔いなくやって欲しい。最後は今まで応援してくれた方、コロナ過で大会を運営してくれた方に結果で恩返ししたい」(岸田彬杏監督)

県立山田高校の男子サッカー部です。男子のサッカー競技は、県体に出場するための予選があり、山田はこの予選を突破したことが過去にほとんどありません。今回、予選突破の原動力となったのが、最後の県体となる3年生です。部員15人のうち9人が3年生で、1年生の時から退部した部員は一人もいないということです。

「去年の3年生は県体目指して頑張ってきたが大会がなかった。その思いと一緒に試合に臨みたい。多くのサッカー部員は、秋から始まる全国高校サッカー選手権の予選までクラブ活動を続けますが、この県体を最後に区切りをつける部員がいます。」(藤本陸斗キャプテン)

「(大学の)推薦入試がありここで身を引かないと厳しい。チームメートに迷惑がかかっていくと思う。進路に向けて頑張るために、この県体に向けてしっかり調整して頑張っていきたい」(松山紘也選手)

部員が足りずに部の存続が危ぶまれる時代もあった山田高校男子サッカー部ですがそういった危機を乗り越え今回の県体出場を決めました。

「県体に出ることができたのは自分たちの力だけではなく、これまでの卒業生が部員が少ない中でも頑張って練習を続けて、あきらめずにやってきたのが今につながった。その先輩の思いも力に変えて、精一杯プレーしてもらいたい」(宮本普之監督)

コロナ禍で無観客での開催となった今回の県体。生徒たちは、先輩の思いや家族の応援を力に、あすからの大会に臨みます。