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高知工科大学で「はやぶさ2」音をテーマに講演

去年末に小惑星「リュウグウ」から地球に帰還した探査機「はやぶさ2」と「音」をテーマにしたセミナーがきのう開かれました。「はやぶさ2」帰還時に音を観測する実験に携わった高知県内の研究者が講義しました。

高知工科大学では、地元住民を対象としたセミナーを開いていて、きのうは今年度最初の講義が開かれました。講師はシステム工学群の山本真行教授。人の耳では聞こえない低音=「インフラサウンド」を研究しています。山本教授は2010年に探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から帰還した際、カプセルの回収プロジェクトに参加していて、セミナーでは当時「はやぶさ」が大気圏に突入した際の音が実際に流されました。

また去年12月に探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から帰還した際も、山本教授は28台のセンサーをオーストラリアに送り、インフラサウンドの観測に成功しています。山本教授は、地震や津波、土石流でもインフラサウンドが発生することを説明した上で、インフラサウンドの観測が防災に繋がる事を紹介しました。

「津波が起きるということは海が盛り上がるということ。その時に海の上に大きなスピーカができて、それがドーンと音を出す。その音が音速で伝わってきて、これは海の波が伝わるよりも早い」(山本真行 教授)

きのうは地元・山田高校の生徒や香美市の職員らが参加し、オンラインでも配信されました。

「インフラサウンドが防災でも使えるということが、インフラサウンドというものも知らなかったので(防災でも)使えると知ったのがすごく印象に残った」参加した高校生

高知工科大学では今年度あと4回、セミナーを開催する予定です。