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観測史上最速の梅雨入り 今後の見通しは?

四国地方は今月15日に梅雨入りし、気象台が統計を取り始めて以来最も早い梅雨入りとなりました。その分、梅雨は長くなるのか?それとも暑さが平年よりも早く来るのか?気象台に、今後の見通しを聞きました。

今月15日、高松地方気象台は、「四国地方が梅雨入りしたと見られる」と発表。平年より3週間早く、1951年に統計をとり始めて以来、最も早い梅雨入りとなりました。

「異例の速さでの梅雨入りとなった四国地方、きょうの高知市も曇り空です。湿度も高くジメジメしています」(尾﨑大晟アナウンサー)

「困りますね準備できないまま梅雨に。中途半端な状況です。着る物だけ出して…早く明けるのかどうなのか」(まちの人)

「梅雨入り前に衣替えしようとしていたができなくて、きのうコインランドリーに。梅雨明けの時期が気になります」(まちの人)

「梅雨は好きじゃないです。高知らしくないしね。早く始まって早く終れば」(まちの人)

まちの人たちもいつもよりかなり早く訪れた雨のシーズンに戸惑っている様子です。高知市の量販店でも、梅雨の季節を快適に過ごすためのグッズをいつもより早く展開。洗濯物が乾きづらくなる季節に合わせてこんな商品も販売されています。

「こちらはメガネハンガー。Tシャツを干したときに空間ができるので乾きやすい」(尾﨑大晟アナウンサー)

定番の傘やカッパの特設売り場は梅雨入りを受けて、きのう、急きょ設営したといいます。

「今までは晴れていたのでUV商品を推していたが、梅雨入りが早まって急きょ傘売り場などを展開した。例年にないので驚いている」(イオンスタイル高知 西本麻美さん)

なぜ今年の梅雨入りがこれほど早くなったのか、そして今年の梅雨の見通しについて、高知地方気象台で聞きました。

「5月15日の天気図、前線が北上しているのがわかる。南海上の太平洋高気圧が強まりいつもの年より早く全線を押し上げた。今年の梅雨の傾向は、降水量のところを見ると多くなる可能性が高い。今年は平年より降水量が多い見通し」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)

気になるのが梅雨明けのタイミングです。早く梅雨入りした分、暑さが早く来るのでしょうか、それとも長い梅雨になってしまうのでしょうか?

「一般的に梅雨入りが早ければ梅雨明けも早いと思いがちだが、過去の状況を見てみると91、96年が19日に梅雨入りとかなり早かったが、梅雨明けは7月19日と22日と平年並みか遅めくらい。これらの傾向を見て梅雨入りが早かったらから梅雨明けも早いということはない。早く入った分長くなると考えた方が良い」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)

長引くと見られている今年の雨のシーズン。梅雨入りしたばかりですが、さっそく大雨になるおそれがあるといいます。

「あすからあさってにかけて大雨のおそれがあるので注意、警戒してほしい。低気圧が日本海に入ってくる。高知県は低気圧の南になるので暖かい空気がずっと入ってくる。大気の状態が不安定になり、大雨のおそれがある。激しくなる時間帯は20日夜のはじめ~21日昼前、非常に激しく降るのは20日夜遅く~21日朝にかけて」(高知地方気象台 寺尾克彦次長)

あすからまとまった雨が降る見通しで、気象台は土砂災害、河川の増水、低い土地の浸水、竜巻などの激しい突風に注意・警戒するよう呼び掛けています。