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高知市 「ワクチン接種7月完了」に向けて

新型コロナのワクチン接種をめぐり、国は「7月末までに高齢者の接種を完了したい」としていますが、未だに予約が取れないという方もいるのではないでしょうか。高知市の現状を取材しました。

「大変心苦しい思いでありますけれども、GWが終わった今、一番大事な時期でありますので国民のみなさんのご協力をお願い申し上げます」(菅総理)

菅総理は高齢者向けのワクチン接種を7月末までに完了することを目標としました。これについて総務省が、全国の自治体にアンケートを行ったところ完了できると回答したのは85%。県内では30市町村が「完了できる」とし残る4つが「8月末まで」と回答しています。最新のJNN世論調査では「できると思う」が20%にとどまり、「できるとは思わない」が73%に達しました。濵田知事は、「医療従事者の確保」を課題に挙げています。

「県立病院も含めて今後の話になるが、国ともかけ合って大学の附属病院、国に関連する病院からも応援をお願いできないかと。調整することが必要ではないかと考えている。やはり医療従事者の確保というところが一丁目一番地の課題」(濵田省司 知事)

システムトラブルで、混乱した高知市は、7月末までにワクチン接種を完了する計画です。きのうの時点で個別接種の対象となるすべての高齢者9万5000人に必要な19万回分のうち、4万回分の予約が完了しました。今後に向けて、拠点とする10数か所の民間病院に、ワクチンを長期間保存できる冷凍庫を設置し、より行き渡る体制を整えようとしています。

拠点のひとつ長浜病院では、今月6日の接種スタートから、1日あたりおよそ100人が訪れています。専用の受付を設け、2回目の接種予約も受け付けています。

「ここで次の予約もできるみたいなので、2回目の接種までは人に迷惑をかけないように、きちっとした生活をしていかないといけないと思います」(接種した人)

(Q.2回目の予約できると知っていた?)
「知りませんでした、よかったです、ありがたいです。大変なので、予約取るの。最初打つ気なかったんですけどいろんな情報を見ると打ったほうがいいのかなと。自分のためだけじゃなく、孫にも会いたいですし」(接種した人)

こちらには、きのう冷凍庫が届きました。

「地域の方々、地域でワクチンを打てない施設に持っていけるし、溶かして接種に行けるので置きたいと思いました」(長浜病院 髙橋晃理事長)

拠点病院として、ワクチンをストックする理由について。

「1人でも多くワクチンを打ちたいと思っているし、安全性が大事。副反応などにも気を付けながらコロナから命を守るというのはマスク着用や3密避けるよりもワクチン接種を広げること」(長浜病院 髙橋晃理事長)

高知市は、混乱を招いた反省を踏まえ、電話回線を増やすことにしています。その上で、「ワクチンは国から確実に供給される」といいます。

「5月に始まったばかりで予約することが難しい状況になっているが、5月6月7月とずっとワクチン接種は続いていく。ワクチンの種類、量も増えていくことが想定されている。ワクチン接種は必ずできるので慌てずに接種の予約をお願いしたい」(高知市保健福祉課 植田課長)

高知市では現在68の病院で接種を実施していますが、週明けの17日月曜には来月14日から20日までの予約が。今月24日月曜には来月21日から27日までの予約がスタートするといったように来週から、月曜日ごとに新たな期間が追加されます。予約はインターネットか電話での受け付けです。