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山田高校に新設へ 探究型学習とは?

来年4月、高知県香美市の県立山田高校に県内で初めての探究科が開設されます。県内で初めての試み、「探究型学習」とはどんな学習なのでしょうか。

県立山田高校には現在、普通科と商業科がありますが、来年4月、グローバル探究科を新設。商業科をビジネス探究科に変更します。「探究科」とは、自分を取り巻く世界について「なぜ?」「どうして?」という視点を持って課題を発見する「探究型学習」を行う学科です。探究を通して変化の激しい社会で活躍できる人材の育成を目指していて、「探究科」の開設は県内で初めてです。

このほど、「探究科」導入の目的や授業内容を知ってもらおうと県教育委員会がシンポジウムを開きました。講演したのは京都市の大谷大学教授で、元京都市立堀川高校校長の荒瀬克己さんです。荒瀬さんは20年前の1999年、堀川高校在職中に全国で初めて「探究型学習」を取り入れました。1期生が卒業した年に国公立大学への合格者が飛躍的に増え、「堀川の奇跡」として全国から注目されました。

「何よりも自分がやりたいことが見つかるということは、大学に行ってこういうことをもっとやってみようというところにつながる。それが生徒の学ぶ意欲を引き出していくと思う。」(大谷大学 荒瀬克己教授)

「探究という言葉に興味がありまして、私が子どもに学んで欲しい内容が聞けました。」(小学6年生の母親)

「探究というものをもう少し自分たちなりにかみ砕いて、教えていこうかなということを今後考えていきたい。」(高知工科大生)

探究型学習では教える側はどんなことに気をつければいいのでしょうか。

「1つは生徒の取り組みを見守る。教え込まない。もう1つは先生自身が生徒がやっていることを見守って、一緒に楽しむこと。」(荒瀬克己教授)

県教育委員会では今後、探究型学習を他の学校にも広げていく考えです。シンポジウムは香南市でも開かれ、教育関係者や保護者ら大勢の人たちが参加していました。