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高知市の男性 格闘技「カポエイラ」の世界一に

みなさんはカポエイラという格闘技を知っていますか?

高知市の男性が、このカポエイラの世界大会でチャンピオンになりました。「カポエイラの魅力を1人でも多くの人に感じてほしい」と話す男性を取材しました。

音楽に合わせて体を動かす2人。ダンスをしているのか、足で攻撃をしているのか。アクロバティックな要素も加わり、なんだか不思議な光景…これがカポエイラです。ブラジルで生まれ、400年以上の歴史があると言われています。ダンス、音楽とアクロバティックな動きが合わさったこの格闘技は、長い年月をかけて世界中の人たちを魅了し、2014年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。

「いろんなことを気づかせてくれて、自分を一番素直に表現できる一つの方法」(久米宏幸さん)

高知市の久米宏幸さん。2002年、留学先のカナダでカポエイラに出会い、その魅力のとりこになりました。その後、本場ブラジルなどで修行を積み、2017年に高知にUターン。「こうちカポエイラセンター」を立ち上げ、現在はレッスン教室のほか、イベントで披露するなどカポエイラの魅力を大勢の人に知ってもらうための活動をしています。

「表現することが僕は大切だと思っていて、自分を表現できる方法がある人はハッピーだと思う。カポエイラを通して自分を表現することが苦手な人も、元気に歌を歌ったり思い切り動いてみたりできるようになると、みんなもうちょっと人生楽しく生きていけるんじゃないか」(久米さん)

久米さんは今年、世界14か国の人たちが参加しオンラインで開かれたカポエイラのソロ競技の大会で、世界チャンピオンに輝きました。体の動きやその美しさ、完成度を競ったこの大会。「カポエイラの魅力は勝敗を決めないこと」と話す久米さんは、自分が優勝したことで、1人でも多くの人たちに興味を持ってほしいといいます。

「県外では『高知県』は有名だし好きな人も多い。ただアクセスが悪い。高知でいろいろ盛り上がってるよということをカポエイラを通して広げていけたら」(久米さん)

「これがひとつの質問。それに対する答えをいくつか持ってて自分の答えたい答え方で答える。それは相手次第なので毎回違うし誰とやっても会話の内容は違ってくる」(久米さん)

カポエイラは「対話」だと話す久米さん。外国で培われたカポエイラという文化を通じて、人種や文化の違いを認め合う世の中になることを願っています。

「隣に違う国の人、全然違う文化の人がいてもかまわないし、同じことを同じ方向を向いてできるし、理解しあうことが大切だし、思ったよりみんな違わないなとか、同じ人間だということが当たり前になってくれれば」(久米さん)