KUTVニュース

山内家文化財が伝える修理技術

修理した文化財を通じて修理の技術や職人の技に触れることができる企画展が、高知市で開かれています。

高知城歴史博物館は、山内家に伝わる貴重な資料を保存し、継承していくため、これまでに100点以上の修理を行っています。現在開かれている企画展、「よみがえる山内家資料の美と歴史」では、このうち掛け軸や刀剣などおよそ40点が展示されています。文化財を修理する際には、最新技術ではなく当時と同じ伝統的な材料や技術を使って行われることが多く、企画展では、匠の技術で文化財が修理されていく過程が分かりやすく解説されています。

こちらの地図は、350年ほど前に作られた土佐国の地図です。見つかった当初は、痛みが激しく広げることが出来ませんでしたが、紙を少しずつ湿らせ柔らかくした後、新しい紙に張り付けることで、およそ1年かけて復元させました。こうした伝統技術で修理した結果、現存する中で最も古い土佐国の地図となっています。

「素晴らしい伝統技術が修理資料には詰まっている。文化財保護に関心をもっていただければ」(高知城歴史博物館 資料学芸課 田井東浩平学芸員)

企画展は、来月18日まで高知城歴史博物館で開かれています。